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外の感覚の麻痺

 今話題の、黒社会からたまたまボクシングチャンピオンになっていた渡辺二郎ですが、4年前に私と同じ所に入っていたといううわさがあります。私自身は直接目にしていませんが。少なくとも羽賀研二の共犯とされた人物はいたらしい。

 さて、今回留置場の同じ部屋に後から入ってきたじいさんは、やたらと東京拘置所の話をしたがります。何かといえば小菅、小菅です(自分が行ってから情報の意味がわかったが)。どうも、よほど小菅に行きたいらしい。この夏を東京拘置所で過ごすために、実刑にならない程度の万引きをしたのではないかと思われるふしがあります。
 逆に私より前に入っていたのは、1週間ほど前に運転手をやってくれと頼まれたところ、これが風俗嬢を運ばされていて、売春防止法で逮捕されたという人です。なんで自分がこんなところにいるのかという感じでした。ちなみに売春には専門の検察官がいて、取り調べて「料金が2万円なら、やるのが社会の常識だろ。手コキだけのわけがない」とか言われたらしい。検察官が「やるのが社会の常識。手コキだけのわけがない」って。
 この人に、私が出たら恵比寿の不動産屋にいる知り合いのところに行って顧問弁護士を呼ぶように言ってほしいと言われたのですが、そのままさらに2週間、拘置所に入れられたので、約束を果たせませんでした。一応、出た後で行きましたが、起訴には間に合っていないと思います。

 このように、留置場内は素人と塀の中が主生活みたいな人にはっきり分かれます。未成年で強盗殺人未遂で入っている人とかいたみたいです。ある若い人は留置場にいたまま判決が出たそうで、それが懲役何年、罰金何百万円というのが、未決拘留を1日50000円と計算するとかいう判決になって、懲役が1年ぐらいで罰金はなしになったらしい。それでずっと「ヒヒヒ」と言っていて、うれしくて夜は寝られなかったそうです。これから1年以上刑務所に入れられるというのに、うれしくて寝られないんですよ。ずっと塀の中に入れられる人生を送ると、そういう感覚になってしまうのです。
 そういえば、大阪で一緒の部屋だったのもそういう、犯罪を繰り返す人でしたが、今回は懲役4年ぐらいだと思うので出たらパチンコ屋に見に来てくれと言われました。ちょうど出たところなのだろうか。

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