2010年6月26日 (土)

求む超進学校

 今週の「クイズヘキサゴン2」3時間スペシャルのビデオを見ました。高校生のチームが出る回です。
 札幌南の紹介文で、「平成11年に全国高等学校クイズ選手権で優勝したこともある」。そして北海道で一番の進学校と言うとFUJIWARA藤本が「日テレに行きなさい」。そして紳助が「君らも何で…高校生クイズ行ったらええねん」。いきなりこれだけ高校生クイズの話題が出るか。そして現在の高校生クイズが、進学校以外を排除する番組だということが認識されているわけですね。
 途中までやって、ヘキサゴン側のチームが高校生に対して意外に善戦していることがわかると、紳助が「かかってこいよ東大寺!灘高!」。出演者から「無理」という声が上がります。すると紳助は「かかってこいよ東大寺・灘中」。紳助にとって頭のいい高校というと、真っ先に東大寺学園が思い浮かぶのか。しかも「東大寺」だけで東大寺学園という学校だと全国民が認識できるのか。
 全体の感想としては、高校生が出ていても通常のクイズと変わらず、何の違和感もありませんでした。演出しだいで視聴者参加クイズもできるということですね。来週も高校生が出るそうです。

 さて、高校生クイズのインターネット特別大会の詳細が発表されました。クイズのやり方自体はこれまでと同じですが、最大8チームが全国大会に出られます。その選出方法というのが、

文系問題得点上位1チーム(100点満点)
理系問題得点上位1チーム(100点満点)

 まあこれは普通です。ところがそれに加えて、

全国大会リベンジ枠
過去、高校生クイズ全国大会に出場し、一回戦を突破したことがあるチーム。

学力オリンピック枠
•日本数学オリンピックにて金賞、銀賞、銅賞
•全国物理コンテスト(物理チャレンジ)にて金賞
•全国高校化学グランプリにて大賞、金賞
•日本生物学オリンピック(生物チャレンジ)にて金賞
•日本地学オリンピック大会にて最優秀賞
•地理日本選手権兼国際地理オリンピック日本代表選考会にて金賞

全国模試1位枠
河合塾・代々木ゼミナール・駿台予備学校・Z会が主催する全国模試(マーク式でも記述式でも可)において、高校1~3年の間に、3教科以上の総合科目で、全国1位の成績を収めたことがあるチーム。

 参加者の中で、これらの条件にあてはまるメンバーがいるチームのうちそれぞれ上位2チームが全国大会に出られるというのです。
 全国大会リベンジ枠って、過去2回の1回戦突破は16チームしかいなくて、しかも現在卒業していないとなると、該当者はほとんど無競争で全国大会です。特定の人物を出演させるためかと勘ぐられてもおかしくありません。
 そして、進学校以外は相手にしていないということを昨年までも無言では示していましたが、ここまで明示的にルールで表すか。全国模試で1位になるとそれを高校生クイズの宣伝に使いたいからほぼ無条件に出演させるというのです。
 あれだけ地区大会に芸能人が40人来るとか騒いで、ミーハーな高校生の参加者数を水増ししようと必死になっているのに、同じホームページに、全国大会に出演してもらうのは、それとは別の勉強ばかりやっている人ですと書いてあったら、誰が高校生クイズに出場しようなどと思うのでしょうか。民主党が参院選でマニフェストを掲げても誰も信用しないのと同じです。

 ところで、私と同じ学年で、全国模試でたびたび1位をとっていた灘高の人は、東大医学部を卒業した直後にオウムで事件を起こして今も収監されているはずです(そろそろ出るかどうか微妙な時期)。その人の人生は学校の勉強と刑務所しか知らないことになります。私の後輩で全国模試でいつも1位をとっていた東大寺学園の人は、大学時代に大麻か何かで逮捕されていました。

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2009年9月13日 (日)

日本一のクイ研(後編)

 「ソクラテスの人事」の再放送を見ましたが、日本テレビについては会社紹介で、24時間テレビとかチョモランマ生中継を挙げているバックに流れていたのはウルトラクイズの曲でした。ただ、最終人事で青木さやかを選んだのは、人材を選ぶ観点ではなく、それが番組的に最もおもしろくなるとNHKに気をつかったからのように見えました。

 東大寺学園文化祭の続きです。クイズ研の教室では、今年の地区大会の問題を使ってジャンル指定早押しクイズをやっていました。日曜日は「東大生正解率1%」の問題で部員同士による早押し大会をやるそうです。そして今年も冊子を出しています。ページ数は大幅増量です。
 早押し問題が700問ぐらい載っていますが、私にとって重要なのはいうまでもなく高校生クイズ参戦記です。今年は地区大会については一切書いてありません。優勝すると予選なんかどうでもよくなるのか。

 1回戦のリハーサル問題が載っています。「ダベアの出身大学は?」これは私は知っています。ウィンドウズのインターネットエクスプローラーの「お気に入り」で日本テレビのサイトのマークがオレンジのクマになった際に調べたのでした。この問題、太田高が単独正解だったそうです。
 1回戦の1問目のところでいきなりトラブルが発生して収録が1時間止まったらしい。1回戦では全チーム不正解が1問だけありました。準々決勝では宇治原が「今ちゃんの『実は…』」の東大寺学園に言及したそうです。不正解と正解を繰り返した部分が結構カットされているようです。そして負けた太田が「クイズは偏差値とか東大にいくら合格したとか関係ないと思うんですよ」と、今年の番組を真っ向から否定したそうです。当然放送されませんが。

 決勝だけ1週間後で、一旦帰りましたが、決勝の形式について予告はなく、勉強の資料のようなものも渡されなかったそうです。本当に茂木・菊川のスケジュールの都合だけだったということです。決勝のリハーサル問題は、高柳健次郎を答えるものです。これって当ブログに書いた、北海道大会でアナウンサーに正解させないために出した問題ではないか。そして最大の情報は、延長戦で2チームの答えが分かれてCMをまたいだら両方正解だったというヤツメウナギの問題、実は最初の方で出ていたのを演出のために入れ替えていただけだということがわかりました。

 136ページもあるので、欲しい人は奈良へ行ってください。

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2009年6月20日 (土)

16回四国岡山大会(その1)

 クイズマジックアカデミー6の第2回全国大会が始まりましたが、今回は何の冠もついていないただの「全国大会」で、高校生クイズ問題も出ません。ここでもう1回宣伝すればいいのに。なお、高校生クイズ問題は来月また出るようになるらしい。

 それでは今回は、過去に全然書いていない16回からです。ただし、当時の文章の前置きが長い。

----(ここから当時の引用)----

>>ちなみに今回の副題は「高校生クイズ’96 攻略法(だったかな?)」
>>というものでしたが、あれのどこが攻略法になっているのかよくわかりません。

ただの再放送なのに、新聞のテレビ欄では、まるで2時間の新作番組を
作ったかのような表現になっていましたね(「再」の文字自体がない)。
私はだまされませんでしたが。沖縄の海で福澤アナがしゃべっていたのは
ここで使うものだというのは「沖縄大会」を書いてから気づきました。

>>その中で、関東の1問目の予想テーマみたいなものが語られていましたが、
>>実際に使われるであろうテーマは番組で挙げた4つのどれでもないと思います
>>(だったらわざわざこんな所で喋らないでだろうし)。

2つ目はほとんどの人がそのニュース自体を知らないので出るわけがありません。
1つ目は今年出るネタではありません。
3つ目は関東で出るネタではありません(はっきり言えば、すでに沖縄で出た)。
4つ目が、だれもが予想していそうなテーマでしたが、これが出ないという意見を
先日私はわざわざここに書きました。
ただ、福澤アナが「この中のどれが出るか、僕も知りません」と言っていたのは
事実でしょう。まだ問題ができているわけがありませんから。いつも予選の第1問が
できるのはギリギリのようです。北陸の第1問は直前に差し替えられたので

>>第1問は船に関する有名な雑学ネタだが、

というような問題しか出せなかったらしいです。

あと、攻略法として、「僕が問題を読むときの表情を読みとること。ここから先の
番組は、そういうことを意識して見るといいかもしれません」と言っていました。
この「攻略法」に意味がないのはもちろんですが、それ以前に、クイズの進行中に
司会者の顔が映ることはほとんどありません。彼が主役ではないからです。声が
ずっと聞こえているので錯覚しているだけです。見ようと思っても、絶対に
見られないわけです。そういう意味でもずさんな台本です。

--------------------------------------

今年の四国の決勝が小豆島らしいという情報はすでに漏れてきていた。私の昔からの
知り合いが、突然、そういうことを知ることができる立場になったのだ。このような
偶然によって情報を得ることは過去にもあった。大学の研究所に社会人入学してきた
人が元スタッフだったとか、地下鉄に乗っていたら、隣の席の人が番組の広報の写真
を撮るために雇われたカメラマンらしくて、その人の読んでいる台本を見て、全国
大会の会場がわかったというようなこともあった。
しかし小豆島はかなり大きいので、島のどこでやるのか見当がつかない。高松から
船で行ける港だけで3つもある。小豆島では12年前に予選が行われたが、同じ
会場をを使うのか。

----(ここまで)----

 最初に書いているのは、前年の全国放送の再放送のことです。スペシャル番組の再放送をテレビ欄で再放送と表記せず「今夜9時第2弾絶対見逃せないぞ見どころ満載スペシャル」みたいなタイトルをつけるようになったのはこのころからです。
 この回の北陸の第1問は、最終的にウラが取れず、直前になって差し替えられたらしい。
 「僕が問題を読むときの表情を読みとること。ここから先の番組は、そういうことを意識して見るといいかもしれません」というのは、再放送の番組の中で司会者が高校生クイズ攻略法として言っているのですが、この後の番組を見ても、司会者が問題を読むときの表情はまったく映っていません。

 この年、私の知り合いが高クイの問題制作をやったのでした。当時、私が作った問題をその人の名義で提出したこともありましたが、使われたかどうか記憶にありません。

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2009年6月13日 (土)

東大寺学園2冠?

 「ぶらり途中下車の旅」では毎週、高校生クイズ募集のテロップが出ています。週末や深夜の、高校生が見られる時間に集中的に流しているようです。どの程度応募者が集まっているのでしょうか。

 さて、東大寺学園には、東菁会という同窓会があります。東京在住の卒業生を対象にしたものです。その広報「東菁」が実家に来ていました。
 中を見ると、「高校生クイズを振り返って」という寄稿があります。昨年のチームリーダーです。クイズ研究部は高クイで優勝したのを機に発足したそうですが、私は一切知りません。私は1人でクイズの勉強をして、周囲からバカにされていましたから。筆者は中学入学と同時にクイ研に入って、中学時代から近畿大会を見に来ていたそうです。中学から予選会場に行くって、私と同じではないか。
 1年のときはクイ研のチームで出て第1問敗退。2年はクイ研でない人とでて第1問敗退。これですっかり熱意が失せて、3年のときは出ないつもりだったが、人数の関係でたまたま出ることになったそうです。そしたら今度は、クイズのできるヤツは○×で落ちないようなルールになっていたので奈良県代表になりました。

 読み進めていると、その次が「エコノミクス甲子園に参加して」という文章です。全国優勝した2人がそれぞれ書いています。東大寺学園はエコノミクス甲子園を学校の宣伝に使っているんですね。2人とも、ビジネスアイデアプレゼンクイズの話がメインになっています。
 気になったのがこの記述。「何が一番苦しかったって、気軽に注意できないこと。どうしても相手に気を使ってしまい、注意することを躊躇してしまいます。しかし、結果的にあまり影響しませんでしたが、やはり注意はするべきだったと今は後悔しています。今回は遊びでしたが、仕事となると妥協は致命的になるかもしれないですから」。この上から目線は何なのでしょうか。プレゼンクイズの話し合いをするのに、自分は正しくて他の3チームは注意される存在なのか。
 テーマを決めたのが午前1時半で、文章を作ったり練習をしたりして終わったのが朝6時半。まったく寝ていないそうです。参加する高校生にこういうことをさせていいのか。

 ここでエコノミクス甲子園について書いたメンバーが、来年、高校生クイズ優勝について書くことになるでしょうか。

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2009年6月 9日 (火)

第1問制作

 村上春樹の新作が出ましたが、私は実物を一度も見かけていません。徹底的に情報統制されていて、中身の話が出てきませんね。

 新潮社によると、これは売るための戦略ではなく、読者から、自分が読むまでネタバレしてほしくないという声があるからだそうです。高校生クイズの全国大会のようなものでしょうか。それにしても、このタイトルだと、私には、第2回高校生クイズの話としか思えません。

 さて、○×の第1問募集についてコメントがついていました。ご当地問題や地区大会当日に関する問題は選ばれやすいかという質問ですが、それはもう、予選のある地域に関する問題は圧倒的に有利です。ポイントは、他の地区から見たステレオタイプ的なイメージ通りの題材を選ぶことです。近畿大会に出るというのなら、一番に考えられるのは阪神タイガース。例えば「阪神タイガースの選手に最も多いのは寅年生まれである」とか、どう問題にできる事実と結びつけるかという発想です。あと、通天閣の高さと何かを比べるとか、食い倒れ人形とか。
 素人の高校生にも楽な問題文は「○○と○○では○○の方が○○」「○○の中で最も○○なのは○○」「○○には○○がある」といった形式で何か統計の数値を入れればいい。最近の高校生クイズのスタッフは作りませんが、高校生が出す問題としてなら採用されるはずです。
 予選会場が田舎なほどテーマ設定が大きな意味を持ちます。昨年の場合、開成と灘がスタッフよりも優れた問題を作った他は、何カ所かでオリンピックの問題が出て、北海道は問題文自体は非常にいいがあまりに簡単すぎる問題で、中部とか北九州なんか、なぜあれが選ばれたかわからない。他に寄せられた問題はあれより下だったということですから、ちょっと頑張れば簡単に○×クイズ免除の権利を得られます。例えば中国はスタッフでもご当地問題に非常に苦労していますから、ここでマツダスタジアムとかカキとか厳島神社とかお好み焼きの問題を作れればかなり有利です。直接それに関する問題でなくても「広島には原爆ドームと厳島神社がありますが」という書き出しで世界遺産の問題にするとか、広島と大阪のお好み焼きについて何かの量を比較するとかいう方向にも行けます。非常に印象の薄い北陸は、直江兼続で一本勝負です。
 あと、場所以外に今年を象徴するテーマというのが考えられますが、昨年はオリンピックがあったのに対して、今年は思いつきません。高校生クイズの期間中か放送直後に総選挙があって政権交代なので、こんなのはどうでしょう。「衆議院選挙や市長選で票数が同じときはくじ引きで当選者を決めますが、国会の首相指名選挙でも、票数が同じならくじ引きで決める」。

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2009年4月14日 (火)

21回東北大会(その5)

 以前書いた「あほやねん!すきやねん!」ですが、今度の水曜日には勝谷誠彦がゲストで出るようです。勝谷は朝日新聞と同じくらいNHKが嫌いで絶対出演しないと言っていたはずですが。水曜日といえばもともと「ストリーム」に出ていた日で、しかも「ムーブ!」の裏番組で、そういうことをほえてくれるでしょうか。さらに勝谷が出るコーナーは、先日、北野誠がゲストで、中山功太が番組名こそ出さないものの「サイキック青年団」が自分の人格形成に大きく影響したと言っていたのです。正体不明の圧力でつぶされた民放の番組に敢えて言及する。勝谷はこれでNHKを見直して出演を決めたのかもしれません。

 それでは21回東北です。

----(ここから当時の引用)---

先日、上尾市に行ったら、29日の、さいたま市との合併の是非を問う住民投票での
賛成派がパンフレットを配っていましたが、そのコピーが「夢に向かってファイナル
アンサー」。

さて、今回の東北大会で、テレビ岩手は2人もアナウンサーを出してきました。前説
と準々決勝・決勝が平田アナ、敗者復活と抽選会が岩瀬アナです。ちなみに私は、
このリポートを書くためだけに、「ステラ」のアナウンサー名鑑の日本テレビ系編の
ときだけ買っています。

次は準決勝です。先週・先々週登場した「POWER」のブロックがまたも置いて
あります。経費節減につとめていますが、今回は使い方が違います。全体への早押し
で1問正解すると、中央の通過席にきます。ここでやるのは連想クイズ。2人と1人
に分かれて、2人がヒントを出して1人が答えます。制限時間は1分で、1つ当てる
と1ポイント。連想クイズでの得点の合計が7ポイントになった各県2チームが決勝
進出です。

連想クイズの最中、その県の残りのチームは、後ろで「POWER」のブロックを
縦に積み上げます。正しい向きで5個のブロックのタワーができれば、その時点で
制限時間前でも連想クイズはストップします。それぞれのブロックは1メートル
ぐらいはあるので、普通に下から積んでいくことはできません。3チームで協力して
工夫が必要です。ときどき阻止があって、クラッシュもたびたび見られて、テレビ的
にはよかった(そういえばスタッフが「テレビ的によく映るように、元気にやって
くれよ。今年で番組が終わったら君たちのせいだからな。ラルフのせいではあり
ません」と言っていた)。連想クイズでおもしろかったのは「世界」と言われて
「ふしぎ発見」と言った人ですね。この結果、どの県も男女1チームずつの決勝に
なるという、非常におもしろい結果になりました。

----(ここまで)----

 岩槻市は合併しましたけど上尾市や伊奈町は合併しませんでしたね。

 テレビ岩手のアナウンサーを調べるために「ステラ」のアナウンサー名鑑の号を買うって、当時はホームページの浸透度がその程度だったということですね。今、放送局のホームページで、手抜きでもアクセスが集まる最も安易なコンテンツはアナウンサー名鑑です。

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2009年1月13日 (火)

いろいろ困る話

 本日、地下鉄に乗っていたら、元同僚の女性が目の前から乗り込んできました。友人と買い物をしていた模様です。さらに私と同じ駅で同じ扉から降ります。この人については昔書いたことがあって、2005年11月2日の「白女王リタ」です。私は新聞社の建物に入らなくても社報を読む手段を持っているので、この人が運動部に異動したことや結婚したことは知っているのですが、カバンに「おなかに赤ちゃんがいます」バッジをつけていました。向こうは気づいていませんが、こちらが声をかけるわけにはいかないでしょう。相手がどう対応したらいいか困ってしまいます。私はこれまで、2度の退職時に職場関係者にあいさつしたことが一度もありません。ありませんではなく、できなかったわけですが。

 女性といえば、先ほどの「NHKスペシャル」では、その前にやっていた「プレッシャーSTUDY」の問題になったことを放送していました。Nスペは3回シリーズの2回目でしたが、昨夜の1回目では、つぶやきシローが出ていました。まさか本人も、自分の芸能人生でNHKスペシャルに出演することがあるとは思っていなかったでしょうね。

 プレッシャーSTUDYといえば、今夜の放送では、1問目で8人目ぐらいが解答を書いているときに突然、画面の隅に番組タイトルが表示されました。これは朝日放送への配慮で行っているものです。朝日放送では19時54分からの大阪ガスがやっているミニ番組を必ず放送しなければならないらしく、19時から3時間スペシャルの番組がある日には、19時からその番組を無理やり放送して、19時4分からいきなりネットを始めるのです。最近まで気づいていませんでしたが、この状況が結構長く続いているようです。そういえば、少し前の「ナニコレ珍百景」のスペシャルで、19時4分ちょうどから2本目のネタが始まったのも、そういう配慮かもしれません。関西の視聴者はよくこの状況を黙っていられるな。声を上げているけどスポンサーの力の方が強いのかな。

 地域の事情といえば、エコノミクス甲子園の東京大会より九州大会の方が参加者が少なかったというコメントがついていましたが、エコ甲の参加者数は、地域の人口と反比例しているのです。今回も、中国大会かどこかが50チームぐらい来たのではなかったっけ。なぜそういうことになるかというと、田舎の銀行ほど、エコ甲が大イベントなので人集めに熱心になるのです。りそな銀行にとっては、いろいろやっているうちの一つにすぎませんが。地銀協会長の横浜銀行にとってもそうでしょう。だから、秋田も沖縄も富山も、地元マスコミが集結しますし、観覧者にも弁当やおみやげをくれるのです。逆に東京大会はマスコミの取材は一切ありませんでした。そういう意味では、まだ参加していない過疎地の銀行ほど、エコ甲への参加意欲は高まって、最終的に全都道府県開催になる可能性はあります。すでにあの県やあの県は次回から予選をやるようですし。

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2008年9月15日 (月)

文化祭のクイズ(その1)

 全国大会で負けた東大寺学園のインタビューで、「正解数とはいえ○×を突破して」と言っていました。これが唯一、全国放送で予選の内容に言及されたものですが、普通の人は聞いても何のことだかわかりませんね。

 本日は東大寺学園の文化祭に行きました。パンフレットを見ると、グラウンドで○×クイズのイベントがあります。東大寺学園の文化祭でグラウンドで本格的なクイズがあるのは、私の記憶では1991年以来ではないかと思います。さすがに50問クイズ1位で一気に有名になった直後だけあります。
 クイズ研の教室に向かいました。中で早押しクイズをやっているだけというのは、どこの文化祭のクイズ研でも同じだと思います。そして、オープン大会の問題集などが並べてあるというのも、どこの文化祭のクイズ研でも同じでしょう。そんな中、2年前の高校生オープンという大会の冊子がありました。読んでみると、開成高校の食堂が会場になっています。今年の全国大会決勝の収録で使われた場所です。それで優勝したのが、今年の高校生クイズで優勝した東海のメンバーなのです。つまり高校生クイズ決勝で相手チームの応援団がいた場所に乗り込んですでに勝っていたというわけです。

 東大寺学園クイズ研が作った資料も配られています。100ページ以上あって、問題も数百問掲載されています。そんな中、注目はやはり高校生クイズ体験記です。今年の奈良の代表チームは、昨年も一昨年も○×の第1問で落ちていたそうです。○×の正解は5問で、他の地域のボーダーは軒並み6問以上なのであきらめムードとのことですが、それはリサーチ不足ではないでしょうか。すでに島根6チーム事件や佐賀が3問であることも明らかになっていた段階で。このチームは五感クイズは遅くて、さらにペーパーでもマークミスしたそうです。
 全国大会の宿では「一Q入魂」を見たということもわかりました。宿では開成や浦和などとずっとクイズをしていたようです。ちなみに、いつもの全国大会と違う大きな特徴は、全国大会初日の翌日に収録がなかったことです。これはもちろん史上初です。この間に、残った8チームのリサーチをして、いかにクイズができるような演出をするかという準備をしていたのではないかと思います。勝者は全国大会2日目は外出禁止だったらしい。
 東大寺学園が負けた「アメリカ50州」で、最後まで出なかったのはテネシーとペンシルベニアだったそうです。その後の早押しですが、「1問目を浦和がとるも、その後は誤答の応酬」。あれ、確か放送では、「ここまで誤答が一つもありません」というラルフの声が入っていたよな。なお、この文章は放送日より前に書かれたもので、筆者も準決勝以降の結果を知らないまま書いているそうです。
 この資料が欲しい人は、15日も文化祭をやっているので、東大寺学園に行ってください。

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2008年9月 7日 (日)

幻の決勝

 先月、高校生クイズの決勝の前日に、「着信御礼!ケータイ大喜利」のスペシャルの収録を見たことを書きました。それが本日放送されました。ななみちゃんの1本目「お台場で会おうね~」は放送されていましたが、それとは別に、「やったー、とっぱらいだ」という作品がカットされていました。収録現場では選ばれたものの、芸能人の業界用語で、視聴者に意味がわからないと判断されたのでしょう。

 カットされたといえば、全国大会の決勝の切られ方はすごかったですね。決勝のルールは、5ポイント先取の早押しを3セットやって、先に2セット取った方が優勝というものでした。第1セットは東海が取って、第2セットは開成が取りました。特に第2セットは東海も4ポイントになって、これで正解なら優勝決定というところで開成が阻止して、非常に盛り上がりました。ところが番組では第3セットしか放送されませんでした。編集しているうちに尺がなくなって、決勝を切るという判断をせざるを得なくなったんでしょうね。それなら「この学校は東大進学率が…」といった部分を全部やめればいいと思うのですが、それはそうと、あれだけ超難問の知力の戦いといいながら、放送上は決勝が過去28回の中で最もハードルが低く見えてしまいます。

 今、開成のクイズ研のブログで祭りみたいになってます? 出場者の1人のブログは記事を全部削除したみたいだし。最終的に作られた番組にかなり不満があったような。具体的には当事者は書けないと思うので、代わりに私が思うことを書きます。決勝の第1セットの1問目は確か、「横綱、朝青龍と白鵬。朝青龍の」というところで開成が押しました。今年の高校生クイズの決勝なら、問題は「白鵬の本名は?」であることが容易に予想できます。おそらく開成も、その予想はついたのではないでしょうか。しかし勢いで押してしまったので答えを知りません。それで部屋の名前を答えてマイナスポイントになりました。これを最後まで引きずった感じで、開成は誤答が多くて不調でした。
 収録段階では、この辺が決勝のメインテーマになりそうな感じでしたが、結局、5ポイント先取のクイズみたいになって、何の山場もなくあっという間に終わったことに違和感があったのではないでしょうか。放送されていない中で、むちゃくちゃ難しい問題に正解している場面はいっぱいあったわけだし。一方で、国連の公用語を全部答えるとか、「古稀」という言葉のもとになったフレーズを答えるといった問題で1人も動かず、「この6人が誰もこんなことを知らないの?」と思ったのもありました。

 答えられない問題はカットするから、異常に正解できるように見えるのですが、準々決勝の円周率は、よく出題する判断をしたものだと思いました。円周率を100桁ぐらい覚えている人はいますが、対戦する両チームに1人以上それがいないとクイズが成立しないわけで。実際、ミクシィの日記を読むと、ここでこの番組はヤラセとわかったので見るのをやめたと書いている人がいました。視聴者には、一般には知られていないがクイズマニアだけが答えられる知識があるということがわかりませんから、1回戦を見て、答えを漏らしてるんだろうと思う人もいるわけです。私は今回の全国大会の問題は結構答えられました。いくら超難問といっても、出場している高校生(のうちの有名進学校チーム)には正解してもらわないといけませんから、レベル設定が非常に難しいところです。

 あと、全国大会の感想といえば、1回戦の最下位が大分のチームだったのは、やはりこれまで学んできた教員の資質に原因があるのだろうか。

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2008年9月 6日 (土)

高校生クイズの歴史

 訂正です。昨年の全国大会の準々決勝で、実際は最初に抜けたチームと最後に抜けたチームしかヘリコプターに乗っていないと書きましたが、残りのチームにも収録後にヘリコプターの体験をさせたそうです。

 それでは17回高校生クイズについて書きます。
 高校生クイズの歴史には2回の大転換がありました。なんとなく低迷している状況を打破するために、思い切って番組のコンセプトを変えた回です。それが17回と23回であることはいうまでもありません。いずれも、スタッフを大幅に入れ替えるとともに、高校生クイズが基本的に知識で争うというのをやめて、運などの要素を大幅に重視して、頭の悪いチームでも勝ち残れるようにしようとしたものです。
 17回の企画段階では、番組名は「高校生クイズ」だが実際はクイズをやらないという案だったと聞いています。つまり全部、くじ運みたいなことで決めようというわけです。それが結局、最終的にどうするかがずっと煮詰まらず、非常に中途半端な状態で番組制作に突入したために、ボロボロの回になったのでした。YES-NOクイズが5問限定だったのは、実際は単に問題が用意できなかったからだと思います。予選の準決勝も、いかに問題を楽に作って消費数を減らすかということを考えたルールでした。全国放送の編集は16回をそのまままねたため、なんとなく見られる番組になっていますが、スタッフ全員が、これが最終回と思いながら番組を作っている状態だったそうです。

 23回もこれとそっくりです。このときは17回のような中途半端ではなく、本当に運でしか勝てないようなルールにしました。各予選で1チームを除いては、知力を使わない関門で勝ち残らないと決勝のクイズができないようにしたのです。この回は、キャラクターのある高校生を見せるという目的がはっきりしています。しかし全国放送の番組では、これまた普通にクイズをやったように偽る編集になっていました。そして優勝したのは、史上初、地区予選に行かないでネットでのまともなクイズで勝ったチームです(最近、そういう回があったような)。地区予選で勝ったチームは一つも決勝に残りませんでした。

 さて、17回も23回も、評判が悪くて失敗に終わります。それで、次の回は元のスタッフが戻ってきます。そして、前回の枠組みを踏まえた上で、路線を戻すようにするのです。例えば18回は運大王がありましたが、外見ではなく本当に運で選ぶルールにします。そして運大王の存在を放送上は完全に消すことで、その次の回での廃止にもっていきます。24回も、予選が6地区しかないとか、パワーだのバランスだので選ぶところは同じですが、基本的にクイズのできないチームはパワーやバランスのゲームに挑戦できないようなルールに変わりました。その次の回からは県別代表制に戻って、「クイズで激ナツ」というキャッチフレーズで、本格的にクイズをやることが宣言されました。

 17回の後遺症は、その後、回を重ねてかなり回復しました。17回の最終形は結局、それまでの回と同じようにクイズをやる番組になって(問題制作態勢ができていないとはいえ)、外見で選ばれるチームは最後までクイズのチームと分離していたので、番組的な傷は浅かったといえるかもしれません。
 ところが、23、24回をはさむと参加者数も視聴率も急降下です。高校生クイズの予選に行って、腕立て伏せを何百回やるとか歩数計をつけて走るとかで勝ち残らないとクイズをやらせてもらえないというのでは、出る気もなくすでしょう。あと、阪神が優勝したことを知らないとか神田川俊郎に「道場さん」と言うとかでバカにするので決勝進出チームを決めるというのでは、どこがクイズ番組だということになります。
 これを何とか元に戻すために、スタッフは必死になっているのだと思います。高校生が体験することでの感動を伝えようと膨大な予算を使って北海道と京都での3人バラバラクイズをやるとか。そして、頭が悪いチームを残す23、24回へのアンチテーゼとして、次第に特定の進学校を強調して取り上げる傾向が強まってきます。

 で、それでも視聴率と参加者数が下がる一方なので、どんどん強い劇薬に手を出していった結果が、28回の全国大会ではないかと思います。完全に割り切って、今回は超有名進学校以外は相手にしないことにして、ものすごく難しい問題を解かせることだけを見せようというわけです。東大へ入れなければ人生の価値がないかのような番組編集には恐れ入りました。全国高等学校クイズ選手権とは別の、高校生のクイズ番組としてなら、こういうのを作るのは十分ありではないでしょうか。
 ただ、これを見て、普通の中高生は、来年出ようとは思わないでしょう。テレビの前で恥をかくだけだし。「オレがあのレベルに勝つ」というような意欲のある人だけだと、参加者はさらに激減です。番組側が来年になって、「28回のような企画をやるのではないから出て」というわけにもいきません。視聴率が低いからという理由ではこの番組は終わらないと思いますが、来年はどうやって開催にこぎつけるんでしょうね。地区予選がなくなって、インターネットのみになるのかな。

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