2021年5月18日 (火)

クイズ文トーク(その13)

 NHKの「鉄オタ選手権」は、関西の私鉄をやりつくして、関東の私鉄もやって、名鉄も西鉄もやってJR西日本もやってもうネタがないと思ったら、今週は「東海道新幹線の陣」があるんですね。今のところ、新幹線に番宣広告が出たのは確認していません。

 それではクイズ文です。「ユリイカ」のクイズ特集を見せます。「論説文風の日記文のようなものを書いている」。過去に実際にクイズの人が出した問題を紹介します。「日本語学者の飯間浩明が著書『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』で提案した、意思伝達に有効な『問題』『結論』『理由』からなる文章を、これがよく用いられるシチュエーションから何というでしょう?」。今これを見ている人は全員答えられますが、実際に60人に出題して正解が1人いたそうです。

 競技クイズでは誰かが問題を作らないといけません。この問題は答えが「クイズ」なのがいい。こういうクイズ問題を作るとき、どんな作業をしているのかという質問で、2通りあるといいます。問題文に入れたい情報を先に見つけた場合と、答えにしたい言葉がある場合です。この後、順番。

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2021年5月17日 (月)

クイズ文トーク(その12)

 山梨が法律上、首都圏になっているのは、整備のために予算を投下される地域に、金丸信一派の力で山梨が入ったともいわれます。今決まっていることには何らかの理由があるわけで、私が受験生のころは、社会科の資料集でNATOの国名が書いてあって、フランスは軍事機構に不参加という注釈がついていました(現在は参加している)。なんでこんな余計なことを覚えなければいけないんだと思いましたが、それはその時代に日々のニュースの連続の結果そうなっているわけで、受験のときに丸暗記でなくそういうことを考えればよかったと今になって思います。

 それではクイズ文です。飯間「この型を身につけてくださしとしか言えない・知識としてわかっていても血や肉になっていないことがある」。ゲンロンの人が「例えばレシピを読むだけで料理が上手になるわけではないのと同じか」。1時間半のところで休憩になります。休憩中はずっとゲンロンの本の宣伝が流れています。

 15分休んで、今度はクイズ側の人のプレゼンです。クイズの問題文の話をします。クイズとして成立する制約があります。「『問題文』で見るクイズ史」というスライドが始まります。ここで扱うのは問題文と答えが1対1で対応する知識問題です。この後、日記。

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2021年5月16日 (日)

クイズ文トーク(その11)

 たび重なる緊急事態宣言で被害を被ったのは、この1カ月で本放送が3回つぶされた「チコちゃんに叱られる!」です。

 それではクイズ文です。今のをまとめると、問題「『長い』の反対が『長くない』でない理由は」(Why文)、結論「反対には『ふつう』が含まれてはいけないから」、理由「反対には『ふつう』が含まれてはいけないから」。この形式を扱うのは高度な知識を必要とします。卒論にはいいがリポートを書き始めたばかりの人には勧めないとのことです。それぞれの語彙の範囲の抽象的な理解を言語で操作して理解するという作業になります。

 飯間が、私が今日申し上げたいことはこれだけですと言います。それでゲンロンの人が、「休憩前に、人に伝わる文章をもっと書けるようになりたいと思ったとき、今の知識を頭に入れた上でどうやっていけば」飯間「それを一言で言うんですか」。この後、レシピ。

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2021年5月15日 (土)

クイズ文トーク(その10)

 「日本人のおなまえ」を見ていたら、VTRで「江戸時代、多くの屋台が生まれました。その中で(具を文字の形にして教育した)文字焼きも誕生します」。VTRを見ている古舘伊知郎が「もしかしたらもんじゃのルーツかな」。ナレーションが「ちなみにこの文字焼きがもんじゃ焼きというお名前のルーツ」。古舘が「やっぱりそうだ!」。いや、私は古舘が司会をする「クイズ赤恥青恥」でこの事実を知ったんですけど、忘れてるのか? 私が赤恥青恥で知った2大事実が、もんじゃ焼きの語源と「首都圏」は関東+山梨だということです。

 それではクイズ文です。子どもは教師への忖度以前に、児童同士でこんな文章を読まれたら困るという同調圧力が働くそうです。次に取り上げる文章は「『長い』の反対は『長くない』?」というものです。なぜ「長い」の反対を「長くない」というのがダメなのかというと、「長くない」には長くも短くもない「ふつう」が含まれるからだそうです。しかし「完全」「正確」の反対は「不完全」「不正確」です。この場合は、不完全や不正確であることは普通ではない状態だから、これは反対語でいいということです(完全でも不完全でもない中間状態が「普通」として存在するわけではない)。この後、操作。

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2021年5月14日 (金)

クイズ文トーク(その9)

 先月こういうことを書きましたが、

――――(ここから)――――

 TBSラジオでONE-Jという番組が始まりましたが、今どきAMラジオで全国ネットのワイド番組がよく実現できたと思います。いかにも離脱しそうな関西でもMBSラジオでやってるし。その初回で急に、伊豆・修善寺ウルトラクイズというのが始まって、伊豆・修善寺に関する何の音か当てるというものなのですが、ラジオなのに番組ツイッターを見ると出演者がわざわざあの帽子をかぶっているのです。

――――(ここまで)――――

 「クイズ・セックス!」で有村昆がわずか6回の出演で降板することになるとは。

 それではクイズ文です。改めてまとめると、問題が「作文で行き詰まらないためには」(How型)、結論が「『生意気なこと』を言えばいい」、理由「独自の意見は生意気になるから」。しかし子どもたちは、大人がどんな作文を要求しているかを読む。だからつまらないし気が進まない。しかもそういう作文はみんな似てくるといいます。

 それが大学生になると、そういうのを書くと逆に点が低くなります。飯間が日本語学の授業をしてリポートを書かせると、「日本語の奥深さがわかりました」というのがやたら多いそうです。就職のエントリーシートも同じようなことになります。
 クイズの人が「坊ちゃんを呼んでこれはダメだというのは教えられないことで、小学生のときに教えてほしかった」。この後、圧力。

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2021年5月13日 (木)

クイズ文トーク(その8)

 たまたま拾ったデイリースポーツを読んだら、1面全部パズルが連載されているページがあるんですね。その中に京都大学クイズ研究会の謎解きもあります。そういえば昨年の自粛期間に1面で「阪神クロスワード」をやったんでしたっけ。

 それではクイズ文です。理由がなく単にいけないと言われても「そうですか」しか出ないといいます。いけないかいいかは二者択一ですが、理由は考えないといけません。「相手を傷つけるから」という論理構成も可能です。

 次の文章は「『言いたいこと』は生意気なこと」です。作文を書けないということへのアドバイスです。みんなが考えたことのない、みんなと違う意見を文章にしようとすると、どこか生意気になるといいます。例えば、「坊ちゃん」の主人公は単に人づきあいが下手なだけでは? こういう生意気な考えが浮かんだら例を挙げるなどして文章にすればいいというのです。私も当ブログを書けないような施設に入れられているときに改めて坊ちゃんを読んだら、あれって校長が邪魔な人間を次々消していくというだけの話で、最後に坊ちゃんが校長らをボコボコにして自分もクビになって終わりという、痛快でもなんでもありません。この後、忖度。

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2021年5月12日 (水)

クイズ文トーク(その7)

 電車の車内モニターでFODの宣伝が流れていたのですが、何かわからないドラマで、閉店後のカフェでと言って、かぶっている帽子の上が立ち上がって早押しをやっています。結局何かわかりませんでしたが、クイズの表現は必ずシルクハットが立つということです。

 それではクイズ文です。クイズの世界では択一型が9割ぐらいといいます。大喜利は答えと理由を言うが正解はない、謎かけはクイズ文、といった話の後、Yes or No型の例を挙げます。「オリンピックのスポーツドクターは無償で募集すべきか」。1カ月前なのに今日のことみたいです。文章指導のときは、型を変えてみることを提案するというのもあります。

 次は「日本語どんぶらこ」より。これは飯間が毎日小学生新聞に2017年から続けている連載だそうです。「悪口を言うと本人に伝わる」という文を紹介します。これをまとめると「問題:人の悪口に賛成していいか」(Yes or No型)「結論:いけない」「理由:必ず本人に伝わるから」。ゲンロンの人が「ここしばらくツイッターがこれで荒れてますね」。今となっては何のことかわかりません。時期的にいうとマリエでしょうか。この後、生意気。

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2021年5月11日 (火)

クイズ文トーク(その6)

 来週月曜日は「クイズTHE違和感」が1時間です。番組が始まって初めてです。というか、19時台、20時台、21時台、22時台がすべて1時間番組で、これはTBSの月曜日としては実に2年数カ月ぶりのことです。

 それではクイズ文です。実際のリポートが書けそうな問題というのを提示します。「駅のホームで乗客が困っている人に気軽に声をかけあうようにするにはどうすればいいだろうか」。そういえば昨日、有名クイズ関係者が駅で倒れたというツイートを見かけましたが。これを整理すると「問題:声かけしあうには」「結論:授業でロールプレイ導入を」「理由:練習で抵抗がなくなるから」。この問題は答えが1つでないタイプです。

 クイズ文の型には以下のようなものがあります。Yes-or-No型(ディベート型)、How型(課題解決型)-どうすれば、どのように、Wh-型(択一型)-何を、だれ、どこ、Why型(理由探求型)-なぜ~なのか、なぜなら。ゲンロンの人が、早押しクイズではどの型なのかわからないようにしていると言います。日本語だと早押しクイズがやりやすい。逆に早くわかってもらうような表現をするには、これを明示すればいいのです。この後、五輪。

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2021年5月10日 (月)

クイズ文トーク(その5)

 昨日の毎日新聞の日曜版の別刷りに、高校生クイズの安村アナの記事が出ています(東京本社のみ)。いろいろコメントが載っていますが、最大の情報は「放送日時未定」と明記してあるところです。

 それではクイズ文です。クイズ文に対して日記文というのがあって、事実を書いて感想を述べる。読書感想文など典型です。夏目漱石が文学とは認識と情緒だと書いているそうですが、学校では論理展開を追う文章を大学生になっても書く機会がないといいます。逆に探偵小説は文学でもクイズ文です。そして、論説文であっても日記文的なものが多い。新聞のコラムなど読むとわかります。エッセーとは本来、試しに前提を置いて、そこから論理的に考えていく文章のことをいうが、日本では随筆になっているとのことです。

 ゲンロンの人が、そういう文でも説得されてしまうと言います。読者が勝手に主張をくみ取る。国語のテストで「著者はどう考えているか」で鍛えられているといいます。飯間「国語でもちゃんとした問題は論理で答えられるんですけどね」(文章内に書いてあることしか問われない)。この後、駅で事件。

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2021年5月 9日 (日)

クイズ文トーク(その4)

 昨日の「世界一受けたい授業」で、昔に比べて今の歌謡曲はイントロが短くなっているというので、「異邦人」のイントロで福留功男が延々と口上を述べている音声が流れていました。「オレはプロだから昔のアナウンサーはここまで鍛えていた」と自慢するのが聞こえてくるようなしゃべりでした。

 それではクイズ文です。数学だけでなく理科も社会も理由を答えることが求められるが、国語だけが問題→結論→理由になっていないといいます。実際は国語の試験は、文章に書いてあることを答えるのだが、それがなんとなくフィーリングで解くようなイメージになっています。
 特に、学術論文は、人類がまだ答えていない問題を設定して、それに答えまたは答えを導くためにはこうしたらいいという提案を書いて、その理由を説明するものだが、学校で教える「序論、本論、結論」では何も言っていないのと同じです。あるいは「起承転結」や「序破急」で論文を書かせようとするのか。

 テレビではクイズをさんざんやっているのに、その枠組みを学校で使うのを教えていません。ゲンロンの人は、結論を出して理由を言うのは、バラエティ番組のフォーマットとして使えると言います。話を聞いてもらうためにいいからです。この後、日記。

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