「実力」重視の高校生クイズ
毎日放送で週末の昼に、TBSで1年ぐらい前にやったクイズが突然放送されるのはよくあることですが、本日の「クイズ!脳もみん」っていつやってたっけ。「ほしのあき」と「はしのえみ」という文字が高速で迫ってくる問題とか、「玉袋筋太郎」を何回も出題してそのたびに解答者が間違えるとか、最終問題であまりに早く正解を特定されたため司会のベッキーが不機嫌になるのとか、記憶にあります。でも小林麻耶がTBSアナウンサーと書いてあるし、杉浦太陽に「ご結婚おめでとうございます」と言ってるし、「小泉前総理」と言ってます。2007年の番組を今ごろ初回放送するか。でも問題自体は、今の「ガリレオ脳研」にそのまま使えます。というか、実際にガリレオ脳研に使われている問題があるし。それに出演者がみんな、今でも普通に見かける人ばかりです。それだけ芸能界の新陳代謝が進んでいないのか。
東大寺学園の同窓会が「東菁」という会報を出しています。これは卒業生の中で東京にいる者を対象にしていますが、ここに「高校生クイズ」という寄稿があります。昨年の優勝チームのリーダーが書いています。以前、東大寺学園クイズ研究会が文化祭で配っていた冊子の内容を書いたら「OBとして恥ずかしくない行動をしてください」というコメントがついたことがありますが、私はここに紹介しますよ。まず全体的に言えるのは、編集ミスによって途中の文章がごっそり抜けているため、すっかり意味がわからなくなっています。なんで誰も気づかないのでしょうか。
純粋だった小学生のころは高校生クイズにあこがれていたが、東大寺学園クイズ研究会に入って「『運』に左右されないクイズの存在」を知ってからは、高校生クイズへのあこがれも消えかかっていたと書いてあります。しかし高校生クイズが「実力」重視に路線転換したので、出場の念が再びわき上がったそうです。これが23回と24回を見てあこがれが消えかかったのならわかります。これらの回は、勝ち残るのに事実上クイズが関係ないようなルールになっていましたから。でも25~27回は運だけど28回から実力になったというのなら異論があります。クイズ研究会に入ってオープン大会をやるような人は、早押しだけをクイズと考えているように思います。オープン大会の趣旨として「早押しクイズの楽しさを知ってもらいたい」と書いてあるのを非常によく見かけますし。
昨年優勝チームのリーダーは、ときには1日7、8時間もクイズのための暗記をして、「芸能人に会いたいや東京に行きたいといった不埒な理由で全国大会にやってきた高校生とは比べものにならない努力をしてきました」と書いてあります。昨年の高校生クイズでそんな理由で全国大会に来たチームがいるのか疑問ですが、私なんか、高校生クイズのための勉強はすべてYES-NOクイズ対策でした。毎日YES-NOクイズを作るというノルマを課して、数千問たまりました。○×の答えを推理するのがおもしろいのですが、早押しばかりやっているクイズ研は往々にして、「○×クイズは運」と、最初からまともに取り組む気がない例が見られます。私にはクイズを趣味としている人が自分でクイズの楽しみを狭めているように思います。どこかで○×クイズばかりのオープン大会とかないかな。
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