2010年7月13日 (火)

とんでもない文章

 毎日新聞の記事。

----(ここから)----

国際数学五輪:高3の日本人2人が金メダル
 カザフスタンで開かれた「第51回国際数学オリンピック」で、灘高(神戸市)3年の井上秀太郎さん(17)と久留米大付設高(福岡県久留米市)3年の岸川滉央さん(18)が金メダルを獲得したと文部科学省が12日、発表した。
 岸川さんは09年に続き、2年連続の金。
 灘高2年の清水元喜さん(17)、同1年の北村拓真さん(15)、甲陽学院高(兵庫県西宮市)2年の越山弘規さん(16)の3人が銀メダルを獲得した。
 この大会は世界の高校生らが実力を競い、10年の大会には96の国と地域から、計517人が参加。筆記試験の得点で上位約9%に金メダル、約20%に銀メダル、約22%に銅メダルが授与された。09年のドイツ大会では日本は5人が金、1人が銅だった。

----(ここまで)----

 高校生クイズはこの人たちにダイレクトメールを送るのだろうか。

 世界のトップになるといえば、J-CASTでの横澤彪の連載については以前書いたことがあります。はっきり言って名物プロデューサーの晩節を汚すかなりひどい内容なので、あまり読まないようにしているのですが、たまたまこのような文章が目に入りました。「みんなでニホンGO!」についてです。

----(ここから)----

 この日の問題は「とんでもございません」。女優の山本富士子がミスユニバースに選ばれてほめられたときに言ったという有名なセリフだが、日本語として正しいかどうか――。答えはノーで、正しくは「とんでもないことでございます」なのだそうだ。いまや、違和感なく「とんでもございません」で通用しているのだから、そんなのどうでもいいじゃないかと思うのだが、番組では「とんでもないことで~」が使われなくなった歴史やら理由を延々とおやりになっていた。

----(ここまで)----

 この文章、完全に間違っています。この回の番組は、「とんでもございません」が日本語として間違っていないという内容です。最後に「山本富士子さんの名誉は守られた」と言っていたのを聞いていないのか。歴史についてやっていましたが、「とんでもないことでございます」が使われなくなった歴史ではありません。横澤はここまでいい加減に番組を見て評論を書いているということが露呈してしまったのです。

 フジの○澤といえば、昨日の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングは福澤朗でした。去年まで裏番組の司会をやっていたのに。国勢調査のイメージキャラクターになったそうです。トークの内容は大半が、昨年出した本で紹介していた滑舌棒のことで、後半はタモリと2人でずっと滑舌棒をくわえながら話していました。ところで、最初に出る人物紹介の字幕では、「高校生クイズのファイヤー」にちゃんと言及されていました。

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2010年6月26日 (土)

求む超進学校

 今週の「クイズヘキサゴン2」3時間スペシャルのビデオを見ました。高校生のチームが出る回です。
 札幌南の紹介文で、「平成11年に全国高等学校クイズ選手権で優勝したこともある」。そして北海道で一番の進学校と言うとFUJIWARA藤本が「日テレに行きなさい」。そして紳助が「君らも何で…高校生クイズ行ったらええねん」。いきなりこれだけ高校生クイズの話題が出るか。そして現在の高校生クイズが、進学校以外を排除する番組だということが認識されているわけですね。
 途中までやって、ヘキサゴン側のチームが高校生に対して意外に善戦していることがわかると、紳助が「かかってこいよ東大寺!灘高!」。出演者から「無理」という声が上がります。すると紳助は「かかってこいよ東大寺・灘中」。紳助にとって頭のいい高校というと、真っ先に東大寺学園が思い浮かぶのか。しかも「東大寺」だけで東大寺学園という学校だと全国民が認識できるのか。
 全体の感想としては、高校生が出ていても通常のクイズと変わらず、何の違和感もありませんでした。演出しだいで視聴者参加クイズもできるということですね。来週も高校生が出るそうです。

 さて、高校生クイズのインターネット特別大会の詳細が発表されました。クイズのやり方自体はこれまでと同じですが、最大8チームが全国大会に出られます。その選出方法というのが、

文系問題得点上位1チーム(100点満点)
理系問題得点上位1チーム(100点満点)

 まあこれは普通です。ところがそれに加えて、

全国大会リベンジ枠
過去、高校生クイズ全国大会に出場し、一回戦を突破したことがあるチーム。

学力オリンピック枠
•日本数学オリンピックにて金賞、銀賞、銅賞
•全国物理コンテスト(物理チャレンジ)にて金賞
•全国高校化学グランプリにて大賞、金賞
•日本生物学オリンピック(生物チャレンジ)にて金賞
•日本地学オリンピック大会にて最優秀賞
•地理日本選手権兼国際地理オリンピック日本代表選考会にて金賞

全国模試1位枠
河合塾・代々木ゼミナール・駿台予備学校・Z会が主催する全国模試(マーク式でも記述式でも可)において、高校1~3年の間に、3教科以上の総合科目で、全国1位の成績を収めたことがあるチーム。

 参加者の中で、これらの条件にあてはまるメンバーがいるチームのうちそれぞれ上位2チームが全国大会に出られるというのです。
 全国大会リベンジ枠って、過去2回の1回戦突破は16チームしかいなくて、しかも現在卒業していないとなると、該当者はほとんど無競争で全国大会です。特定の人物を出演させるためかと勘ぐられてもおかしくありません。
 そして、進学校以外は相手にしていないということを昨年までも無言では示していましたが、ここまで明示的にルールで表すか。全国模試で1位になるとそれを高校生クイズの宣伝に使いたいからほぼ無条件に出演させるというのです。
 あれだけ地区大会に芸能人が40人来るとか騒いで、ミーハーな高校生の参加者数を水増ししようと必死になっているのに、同じホームページに、全国大会に出演してもらうのは、それとは別の勉強ばかりやっている人ですと書いてあったら、誰が高校生クイズに出場しようなどと思うのでしょうか。民主党が参院選でマニフェストを掲げても誰も信用しないのと同じです。

 ところで、私と同じ学年で、全国模試でたびたび1位をとっていた灘高の人は、東大医学部を卒業した直後にオウムで事件を起こして今も収監されているはずです(そろそろ出るかどうか微妙な時期)。その人の人生は学校の勉強と刑務所しか知らないことになります。私の後輩で全国模試でいつも1位をとっていた東大寺学園の人は、大学時代に大麻か何かで逮捕されていました。

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2010年4月23日 (金)

21回沖縄大会(その3)

 東京大学の教養課程に「全学一般教養ゼミナール」というのがありました。今はシステムが変わっているようです。必修科目でも選択科目でもなくて、完全に受講は自由です。各教官が、自分のやりたいテーマで小人数講義をするものです。
 当時、国際政治学の助教授だった舛添要一の講義要項には「毎週、英語および日本語の大量の論文を読むことを課す。生半可な覚悟では受講できない。途中でやめることは絶対に認めない」と書いてありました。ところが学期の途中でいきなり、舛添自身が退職しました。あの講義は単位がつかなかったのではないか。このころから舛添はそういう人だったということです。

 それでは21回沖縄です。

----(ここから当時の引用)----

もう一つは言うまでもありません。さっき「司会者交代特番」と書きました。これを
スムーズに行うためには、かなり早い段階から「ラルフ、ラルフ」と繰り返し周知
しなければなりません。高校生たちは司会者が目当てなのではなく、企画自体が
おもしろいから来るのであって、誰が問題を出そうとついてきますが、福澤だと
思って会場に行ったら知らない司会者が出てきたというのでは「なんだ、あいつは」
ということになって盛り上がらなくなります。だからいかに事前に司会者交代を
知らせるかが重要です。10年前は、参加規定書を開くと上半分全部を使って、福澤
アナの写真と「オレの名前は福澤朗 オレの合言葉はジャストミート」と書いてあり
ました(その後、花王にジャストという洗剤があるのでこのフレーズは使えないと
いうことになり、予選通知ハガキには「福澤朗との合言葉はFire」と書かれて
いた)。そういう意味で、今回早くも事前番組を2本もつくったのは正解です。なお
6月10日に一部地域で放送された事前番組は非常におもしろかった。なぜ今まで
こういう番組がつくれなかったのでしょうか。ここ数年、本編を見ないように仕向け
て番組を終わらせたいと思っているかのようなひどい内容の事前番組が続きました
が、これまで繰り返し言われてきたことがようやく実現に向けて動き出したという
ことで、まるで小泉改革を見ているようです。

あ、もうこんな行数だ。想像もできないような鈴木アナの登場の仕方については
次回。

----(ここまで)----

 ここ数年のひどい事前番組というのは、予選の内容を一切放送せず、単に出場者の高校生をバカにするような演出だったり、逆に高校生活の単なるドキュメンタリーで「おまえがドキュメンタリーを作りたいけど枠がないから高クイを利用してるだけだろ」と思うような番組が福澤時代後期に続きました。これらを見ることによって高校生クイズ本編を見たいと思うとは考えられません。2001年の司会者交代特番というのは、福澤・ラルフしか出演しないのに西武ドームを借り切って収録したものです。

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2010年3月12日 (金)

第4回エコ甲全国大会(その14)

 ビデオにとったまま見ていなかった昨年9月の「世界一受けたい授業」を見ました。唾液の成分に発毛効果があるというのをやっていました。その研究のきっかけとなったのが、名古屋市立大学の教授が「探偵!ナイトスクープ」を見たら、ハゲた人が頭を牛になめてもらったら毛が生えてきたというのをやっていたからだそうです。その回のナイトスクープの映像がそのまま流れて、画面にはかなり大きく、ナイトスクープのロゴが出ています。他局の番組の成果をこんなにはっきりと言うのは(なつかしのテレビ自体を取り上げる番組を除いては)見たことがありません。ナイトスクープでいうと、針金でできたハンガーを頭にはさむと自然に首が回るという小ネタを見た人が実際に医学的な理由を研究して、それが当時の裏番組の「解体新ショー」で放送されていたことがありました。

 それではエコノミクス甲子園です。全国大会第4ラウンドの7問目、第1ヒントは「商品先物取引における主要銘柄の1つ」。愛光だけが答えて不正解。第2ヒントは「日本の主な輸入国 ブラジル、ベトナム、コロンビア、インドネシア、グアテマラ」。これで10チームが正解して終了です。ちなみにここで愛光に答えを聞いてみると「米」と言います。
 8問目、第1ヒントはグラフです。名大附属が正解です。第2ヒント、「2年ほど前から先進国で急上昇」で2チーム正解。第3ヒント、「2009年アメリカ10.2%」で10チーム正解します。ここで第4ヒントを見ると、字が間違っています。男の司会が「ここまでいかなくてよかった」。
 9問目の第1ヒント「16万店舗以上で使用可能」。ここでは動きません。第2ヒントはビットワレットの社長が映ります。ここで正解が一気に10チームになります。ちなみに第3ヒントは「シャリーン」という音を流すものでしたが、企画倒れに終わりました。
 10問目は略称で答えます。第1ヒントは、その値で世界の国を色分けした地図です。どこも動きません。第2ヒントは「TOP3はアメリカ、日本、中国」。これで一気に11チームが正解です。

 この後、なんでクイズ大会でこんなものを見せる。

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2010年2月 6日 (土)

各局の編成

 今日、町の文具店に行ったら、「ナカバヤシとロザンが真剣開発」とかいう広告が出ています。スイング・ロジカルノートというものが出ているのを初めて知りました。1行が非常に薄い線で3分割されていて、さらに縦にも線が入っています。そして上下には目盛りがついています。これにより、文字の大小を使い分けるとか図表を描くとかができます。私は「東大合格者のノートは美しい」は虚構だと思っているのですが、それにしてもロザンがこんなもののプロデュースにまで進出していたとは。

 今日、フジテレビで「冒険チュートリアル」が放送されました。関西テレビで月曜19時からやっていて、このために「ネプリーグ」がスペシャルになるときは関西テレビ(と沖縄テレビ)だけ短縮版になります。ついに東京にもネットされるようになるのだろうか。ネット局の番組をもっと使えば、テレビ界の経費節減には有効です。しかし今回放送されたのは、いかにもフジテレビの土曜正午にやりそうな内容の回でしたから、単なるつまみ食いかもしれません。ところで、この次の回が、宇治原VS小学生100人のクイズ対決第2弾だったのですが、東京では予告編だけ流れて見ることができません。

 日本テレビで、「日本一早く押せない早押しクイズ 迷Qボタン」という番組が放送されました。司会が徳光和夫で、解答者にオリエンタルラジオがいます。早押し問題を出すときにウルトラクイズのアタックが鳴ります。そして、早押しボタンが関東のどこかにあって、その場所を映像をヒントに探さなければならないのです。これが3問出ます。以前「ミリオンダイス」をやった実験枠ですが、まだこんな手の込んだ企画をできる余裕があるか。賞金も勝った方が必ず100万円もらえるようになっていたし。ボタンを押すときの音は、当然、高校生クイズです。だた、これをミリオンダイスのようにレギュラー化できるかというと、ちょっと手間がかかりすぎるような気がします。

 その裏では、Qさま!!を再放送して、ナレーターが迷Qボタンとかぶっていました。しかもアンタッチャブル柴田が出ているし。そういえば、このところ露骨に脳のことをやっている「世界一受けたい授業」がないすきに「ガリレオ脳研」が2時間スペシャルをやりますが、こういうときにNHKが「ワンダー×ワンダー」の記憶力選手権をぶつけてくる。

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2009年10月13日 (火)

教育の話

 今夜は「ネプリーグ」と「プレッシャーSTUDY」のスペシャルが初の?直接対決でした。しかし例によって朝日放送では最初の4分がなくて、関西テレビでは最初の1時間がありません。先週の3時間スペシャル連発のときは朝日放送も19時スタートでしたが、このところ、テレビ朝日のバラエティの2時間スペシャルは、最初の4分がなくてもいいような編集にちゃんとなっています。今夜も19時4分から見て何の違和感もなかったはずです。しかし1局のためにそこまで気をつかうとは準キー局の強さか。一方のネプリーグも、約半分がクイズではない企画だったので、1時間番組でもだいたい同じものが見られます。ただ、ファイブツアーズジェットは爆発の場面が一瞬映っただけでカットされていました。画面には「5ステージで対決」と出ているのに5ステージないではないか。そういえば少し前に、ネプリーグではない何かの番組の2時間スペシャルの予告編で、「夜7時から」というところに「関西テレビ・沖縄テレビは8時から」と書いてありました。「一部地域を除く」ではなくこんなはっきり局名を書いてあるのを見たのは初めてです。

 今夜、NHKで「ザ・コーチ 人生ノ教科書」という番組をやっていました。なぜか見なければいけないような気がして見ました。すると内容は、40年ほど前に、灘高を東大合格者数日本一にした教師の話でした。NHKも、東大に入るのが一番という価値観で番組を作るのか。それはいいとして、この国語教師は、中学の3年間全部を使って、1冊の本を読むだけなのです。岩波文庫の「銀の匙」だったかな。そしてそこに書いてあることから脱線しまくるのです。百人一首の記述が出てきたら実際に授業時間に百人一首をさせる。寿司屋の話が出てきたら、さかなへんの漢字を全部調べさせる。これによって学ぶ力、調べる力、考える力が身につく。中高一貫校で同じ教師が6年間教えるシステムだからできるといえます。
 今年の高校生クイズで東大に入るような学校だけをクローズアップしていましたが、高校生クイズで勝つようなチームは、ストレートな受験知識だけでなく、そういう副次的なことを身につけられているということではないでしょうか。東大に入るぐらいの人だからそういう余裕があるわけで、今回の高校生クイズで勝ち残る人を「東大、東大」と持ち上げるのは、ある意味理にかなっているといえるかもしれません。
 それで思い出したことがあります。以前、友人に頼まれて、筑波大附属高校で社会の授業をやったことがあります。そこで、毎日新聞の13版と14版の違いとか、今後の人生に一切役立たないような話をしたのですが、その後のレポートや試験で、成績のいい生徒は、そういうことも完璧にマスターしているのです。試験で出題者の我々が考えるよりも優れた解答を書いてきた女子生徒がいて、超人気企業の採用担当なども、採用すべき学生は一発でわかるんだろうなと思ったのでした。その女子生徒は東大理2から医学部医学科に進学しました(これは理3に入るより難しいということはわかる人にはわかる。八田亜矢子は医学科じゃないぞ)。


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2009年9月 8日 (火)

勝ちすぎの話

 私は気づいていませんでしたが、自民党総裁に谷垣・町村・舛添のいずれかがなると、民主・自民・公明・共産・社民・国民の党首がすべて東大出身になります。世の中を支配するのは東大か。このところの大不況ですが、大企業の正社員には高い給料が出る。そして国家公務員は税金を無駄遣いして天下り。東大を出たヤツらが自分たちの仲間うちでおいしい思いをしているだけじゃないか。こんな世の中を変えるための政権交代ですが、「あいのり」に出ていた弁護士とか、「アニー」の主役から検事になった人とか、マダムスシの刺客の教官とか、全部東大です。結局世の中は東大を出たヤツがいい思いをしてるんじゃないかという空気が急速に蔓延しているように思います。本当は東大を出たことによって幸せになれるわけがないんだけど、先が見えない世の中になって、頼れるものは東大ブランドを身につけることだけという風潮です。

 今年の高校生クイズ、視聴率が17.5%でした。これって20年ぐらい前の全盛期の数字です。しかも、裏番組がかなり強い中で圧勝。2年前はテレビ東京よりも低い視聴率だったことが信じられません。私は毎週見ている「シルシルミシル」とか「秘密のケンミンSHOW」とかの視聴率をずっとチェックしていますが、番組内容がおもしろい回は視聴率が上がっています。あの数字は、番組の質をかなり反映していると思います。3時間の平均が17.5%という数字は、小手先の編集などでは取れません。
 これが一般視聴者のニーズに合っていたということでしょう。なんか東大に入れるのがうらやましいし、こういう人が東大に入るのかということがわかるし、自分もこういう努力をすれば東大に入れるのかという気になるし、自分の子どもを東大に入れるにはどの学校ということも考えられるし。3時間にわたって番組で東大、東大と騒ぎまくることに意味があるのです。一昨年までの高校生クイズがほとんど見られていなかったわけですから、一般視聴者は「こんなのは高校生クイズではない」などと考えません。学問のむちゃくちゃ難しい問題が出て、それに高校生が答えるところがおもしろい。早押しクイズを数文字聞いただけで答えがわかるのがすごい。あんな風になって東大に入りたい。子どもを東大に入れたい。それまでの古き良き高校生クイズの視聴率の低さを考えると、今の高校生クイズを批判するのがネット上でだけ目立って結局は少数派なのも当然でしょうか。

 ただ、これでめでたしめでたしというわけではありません。昨年の内容によって、今年の参加者が一気に半減したのですから。今、ウィキペディアの「高校生クイズ」の項目では、昨年の内容によって参加者が減ったということが検証できないとして、くだらない編集合戦が起こっています。2年続けてこの内容では、来年は一般の高校生はますます出なくなって、県によっては参加者がいなくなるのではないかという気さえします。どうせ誰も参加しないのだから予選をやらずに日本テレビが有名進学校のチームを選んで大会をやればいいじゃないかという意見も見かけましたが、「予選を勝ち抜いた」という背景がないとおもしろさが半減します。これまで高校生クイズは同じ企画は2回までしかやりませんでした。実際、来年は元に戻すとスタッフが言っていたといううわさもあります。しかしこれだけ視聴率を取ってしまうと、やめるにやめられなくなったかもしれません。これって議席を取りすぎてこれからどうしようか困っている民主党と同じです。

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2009年2月25日 (水)

東大は飽きた

 NHKのBSが今年で20周年になるということで、過去の見たい番組のリクエストを3月まで受け付けていますね。そのポスターやリーフレットの表紙には、「クイズメーカー」というタイトルが書かれています。BS20年の全番組の中で十数本しか書かれない中にクイズメーカーが選ばれるのか? 出演者が日本のある都市でクイズのネタを自分で探すというもので、月1回の放送でテレビマンユニオンがつくっていました。みんなでここでリクエストしよう。個人的には、間違えて見る前にビデオを消した羽田の回を見たいんだけど。

 さて、先週末にフジテレビでも関西テレビでも「熱血!平成教育学院」の再放送をしていました。どちらで放送された回だったか忘れましたが、まったく見たことのない人が出ていました。無名の芸人を集めて、番組出演を賭けたペーパーテストをやったそうです。それで断トツの成績だったのがこの人で、東大中退だそうです。しかしおもしろいことは一切言えません。全部普通の受け答えです。
 そういえば吉本の東大芸人藤本も、黙々とクイズに答えるだけで、今までに何かおもしろいことを言ったのを一度も見たことがありません。結局、東大に入るようなものを身につけるのとおもしろいことを言うのとは脳の使い方が違うのでしょう。最近、別の番組でも、無名の芸人にテストをさせて本番に出演させるのを見たことがあります。もはや、単なるクイズ回答要員としての芸能人を発掘しようとしているんですね。

 もう東大は見飽きました。今週のプレッシャーSTUDYは東大・京大スペシャルで、4年ぐらい前にミス東大になった人が出ていましたが、女子東大タレントはあまりに多くなりすぎて、全然印象に残りません。業界の東大バブルもそろそろ終わりでしょう。
 そこで高校生クイズです。昨年の番組に関して「あなたと日テレ」で審議されていましたが、番組審議委員の意見は我々視聴者の見方と同じものでした。50チームをたったあれだけでいきなり8チームにするとはどういうことだとか、ピーターフランクルの問題で解法を省略したら何の意味もないとか。そして米長邦雄は、番組内で「東大」と何回言ったりテロップに出したりしたかを実際に数えているのです。
 これに対する日本テレビの回答が「ずいぶんコンセプトを変えて改革をした1年目で、相当試行錯誤した。いろいろ批判があった点は真摯に受け止めて、来年再来年へと発展させて行きたい。知力の甲子園としてひとつ新しいテーマを確立し、『高校生クイズ』という大会が知力を目指して出たくなるような大会番組になるよう、長い時間をかけてこれから育てて行きたい」というものです。

 それで、コメントへの回答ですが、今年の高校生クイズはどのようになるかというと、予選は昨年と同じようなもので、全国大会は屋外で移動しながらのクイズのようなものが復活すると考えています。全国大会が昨年のような形式では「知力を目指して出たくなる」高校生よりも出たくなくなる高校生の方がはるかに多いでしょう。あの方向で知識レベルの一番上を目指しても、昨年と変わり映えしないものになって飽きるでしょう。
 一方で予選は、誰でもある程度努力すれば全国大会を狙えるという点でいいルールだと思います。あの予選形式で代表を集めれば、全国大会の形式を元に戻しても難しい問題で知的レベルを見せることも可能でしょう。
 もっとも、大会自体がないという可能性もあるわけですが。

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2008年8月27日 (水)

28回南九州大会(その7)

 NHKの番組表を何気なく見ていたら、教育テレビの学校放送のところで、「その答えに納得!~クイズ~」という文字が目に飛び込みました。なんで教育テレビでクイズについてやるんだ。その番組は、火曜朝10時からの「伝える極意」です。この番組は、小学生に対してさまざまなプロフェッショナルが、自らの考えが伝わる力を養うための講義をするというもののようです。例えば新聞記者が記事の書き方について教えるとか。
 そして本日、番組を見てみたら、自らが学んだことをクイズにして伝えるというので、道蔦氏が登場して本当に早押しクイズの作り方を講義するという内容なのです。いかに答えが一つになるようにするか。問題文の中に「へぇ~」というおもしろい情報を入れられるか。最後まで聞けばだれでもわかる問題にして、答える楽しみに応えられるか。こんな本格的に早押しクイズの分析をするテレビ番組は史上初ではないでしょうか。繰り返しますが、NHK教育テレビの学校放送番組ですよ。
 来週、再放送されますが、番組ホームページでも全編を動画で見られます。「教材」ですから。

 それでは南九州大会です。ペーパークイズの熊本の結果発表。60チーム近くいて3チームしか残れません。まずは○×で全問正解だった女子が乗りますが不合格。その後、ずっと不合格が続きます。6チーム目、第1問を作ったチームですが不合格。13チーム目、「あっちゃん東京へ連れてって」。不合格で中田が「プライベートで連れて行くよ」。14チーム目は昨年の代表の女子ですが不合格。
 15チーム目、ついに合格が出ます。第1問を作ったのと同じ学校です。しかしその後、ずっと不合格。35チーム目の男子。「あっちゃんかっこいい。藤森かっこいい。右松さん愛してる」でブー。オリラジが「右松さん、その気ありますからね」。
 36チーム目「来年は決勝に行くぞ」と言ったチームが合格。そしてこの後、不合格が続きます。42チーム目「夏はやっぱり熊本県民テレビ」。ブー。45チーム目「三者面談ボイコットしてごめんなさい」。ブー。51チーム目「来年はラルフに会うぞ」。ブー。右松アナが「ごめんな、右松さんで」。そして次のチームにも関係ないのに「ごめんな、右松さんで」。
 54チーム目でようやく最後の合格が出ました。後に残されたのは3チームです。ペーパーの結果発表だけで1時間近くかかりました。

 いよいよ決勝です。宮崎は同じ学校の男子と女子が残っていて、同じクラスだそうです。残りの1チームに「君が代が日本一うまい」と書いた人がいて、前に出て独唱させられます。
 ここでのクイズは、虎退治早押しクイズ。答えがわかったら、3人で棒でトラの頭をたたきます。たたいた回数によって早押しスイッチが入ります。このカウンターはトラの頭についているのではなく、棒の先がウレタンのようなものでできていて、たたいて棒が曲がった回数を判定しているようです。ダブルチャンスありで5ポイント先取です。誤答は次の問題でたたく回数が増えます。女子ハンデは、必要な回数が少なくなっています。
 この対戦は久しぶりに、あることになります。
 

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2008年7月13日 (日)

28回南東北大会(その2)

 先週から日本テレビで土曜深夜に「THE QUIZSHOW」というドラマが始まりました。その名の通り、クイズ番組が舞台になっています。ちなみに関東以外&見逃した人も、第2日本テレビを通じたネット配信で見ることができます。見て思い出したのが、昨年CBC制作で放送されていた「ULTRASEVEN X」です。全然違うドラマのはずなのに、そっくりに見えます。まず、スタッフロールなどの部分が雰囲気が同じ。そして主人公が自分が何者なのかわからない演出が同じです。よく見たら、両方ともバップが作っているんですね。ULTRASEVEN Xは、見ていて、ストーリーにウルトラセブンが出てくる必然性がわかりませんでした。おそらく、ウルトラセブンということを前面に出さないと見てもらえないということなのでしょう。同様に、QUIZSHOWもクイズ番組である意味がないということにならないだろうな。

 それでは南東北大会です。第1問は簡単なので、圧倒的に答えが偏りました。「正解はこれだーっ。あっと、その前にですね」。オリラジがずっこけます。なぜ正解発表しないかというと「ハッピーだからですよ」。そして結婚したと発表します。前2つの予選では、この話はまったく出ませんでした。
 一番乗りのチームを紹介します。女装していて、AKB48の曲を踊ります。鈴木アナがオリラジに無理やり、「全力!Tunes」の話をふります。そして急に「変なスペースがありますね」と言って、後ろの箱に入らせます。「ドア、クローズ。不正解のお裁きボックスはオモローなことが起こります」。1問目は中田にドライアイスでした。

 この後で初めて、全員が○×を7問やることが発表されます。2問目の前に、ミヤギテレビの番組PR撮りがあります。2問目は広辞苑についての問題ですが、第6版が出るときのチラシに書いてありました。鈴木アナと中田が舞台上でふざけていて、スタッフに笛を吹かれます。藤森が「ほら怒った。あの人怖いんだから」。明らかに、わざと笛を吹かせてネタにするためにやっています。

 3問目、ダイヤモンドに関する問題で、これも常識に近い。ここから移動音楽が、北陸と同じものになりました。4問目、また移動音楽が違います。また鈴木アナと中田がふざけますが、笛が鳴らなくて「あれ、いないの?」。ここで沖縄に続いて、5分休憩が入りました。今年からそういう方針になったようです。北陸は大雨で熱中症のおそれもないということで休憩をとらなかたのでしょう。休憩後に鈴木アナと中田がまたふざけますが、もはや完全に無視されています。

 「ハッピーすぎて大事なことを言うの忘れていました。次に進めるのは各県8チームです」。5問目ですが、これって「つい誰かに出したくなる○×クイズ777問」に出てなかったっけ。そういえば2分冊で文庫化されたそうですね。


 この後、またあれが変わります。

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