2021年6月12日 (土)

クイズ文トーク(その38)

 この前ラジオを聞いていたら、地上波のクイズを全部見て、最も出題が少ない都道府県は佐賀ということを調べた人がいるそうですね。あまりにも想像通りの結果です。で、思い出したのが、愛知県知事のリコールで、署名を最も目立たない場所である佐賀で偽造したと「バイキングMORE」で言っていて、私も同じことを思っていました。

 それではクイズ文です。発声して違和感がなければ読んでも読みやすい問題文です。音の次元も人の記憶に影響を及ぼします。

 ゲンロンの人が、自分も文章を書くとき最後に音読して直すといいます。そして最後にこの本を紹介します。

 一見、問いに見えない文章も隠れた前提は問いだという内容です。クイズの人が「僕は当然、問答に興味ありますんで買います」。おそらく予定の倍ぐらいやった4時間の配信が終わりました。

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2021年6月11日 (金)

クイズ文トーク(その37)

 2カ月前にこれを書きましたが、

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 東京メトロの市ケ谷駅には今でもDNPのこの広告が出ているのですが、今後こういう活動をしなくなるとなると、これはどうなるのでしょうか。

Hikarusuzuki

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 今も残っています。しかも広告には複数のバージョンがあることがわかりました。

 それではクイズ文です。クイズの人は、文章にリズムがある人が好きだといいます。「読点がなくても読ませられる。何も起こってないんだけど。町田康のような」。読んでいて違和感なく、あるいは敢えて違和感を持たせるリズムです。

 クイズ問題は常に読まれることを想定するので、発音も検討する。「それは詩に近いですね」。音の次元も組み込んで文章を設計します。この後、問い。

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2021年6月10日 (木)

クイズ文トーク(その36)

 新聞のテレビ欄でNHK MUSIC SPECIALとあって、「東京事変がガッテン! 快楽をテーマに大実験」と書いてあるのですが、番組を見たら本当に「ガッテン!」のセットでそのままの番組をやっています。巨大模型もこのために作っています。チコちゃんを見てもわかりますけど、NHKは自分のパロディをやるときはやたら力が入ります。

 それではクイズ文です。熊楠は苦労したり知りたいと思って探索して報告する。そして薦めるのがアリストテレスの全集の13巻の「問題集」です。

 単独では出版されていなくて全集の1冊で買わないといけないそうです。また、現在はアリストテレス自身が書いたのではないと言われているそうです。ここに、900問ぐらい問題が書いてあって考えているらしい。呼吸についてとか、頭髪が薄くなるのはなぜかとか、月は何でできているかとか。この後、詩。

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2021年6月 9日 (水)

クイズ文トーク(その35)

 先日、読売テレビで深夜に「穴埋めクイズQ落下」という番組をやっていました。番組のつくりがどう見ても日本テレビ制作なのですが、全然知りません。最後まで見たら大昔のドラマの番宣をしていて、2年も前に関東ローカルで放送されたものだとわかりました。関西はときどきこういうのがあります。

 それではクイズ文です。飯間は、いろんな文章を頭に入れて混然一体となって自分の文章になっているが、それでも参考にするのは金田一春彦だといいます。言語学の第一線なのに論文にユーモアがある。論文で他の研究者をディスったりしているそうです。この本を紹介します。

 ゲンロンの人は南方熊楠です。好奇心が旺盛で問いにとりつかれています。自分がいつ寝落ちするかも記録しようとしていたそうです。この後、ハゲる。

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2021年6月 8日 (火)

クイズ文トーク(その34)

 この前これを書きましたが、

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 フジテレビでは来週から平日の夕方に「古畑任三郎」のセレクションの再放送をして、クイズ王の回も放送されるそうです。それでちょっと調べたら、関西テレビは先週から普通に第1回から再放送しているではないか。

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 関西テレビは第1シリーズの再放送が終わったら続けてフジテレビでやった分の再放送を始めました。クイズ王の回もあります。

 それではクイズ文です。結論に向けて書いているが、言いたいことは結論でなく問題であって、結論の方が変わるということもあります。この理由に対応する結論はと考えて理由が変化することもあります。飯間が示した4種類のクイズ文(Yes-No、How、Wh-、Why)を先に使おうとするとハードルが高い。書いてから当てはめるように修正すればいい。デジタルの時代になって、文章でもセンテンスを入れ替えるなどは容易になったので、メモで書いて後で形を整えればいいとのことです。

 次の質問は、3人が好きな名文家というので、そういうのを否定する話だったはずですが答えます。この後、寝落ち。

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2021年6月 6日 (日)

クイズ文トーク(その32)

 この前これを書きましたが、

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 次回の「警視庁・操作一課長」は、クイズ王の話のようです。予告映像で、内藤剛志がどろんこクイズをやってました(泥はない)。

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 本編を見たら○のパネルを突き破ったのは本田博太郎でした。

 それではクイズ文です。自分の文章を友達に読ませて感想をきくと「う~ん、いいよ」ぐらいしか返ってこない。そのくらい内容が伝わっていないということです。大学のリポートも、指導教官以外に読ませたらわからないと言われる。それで傷つく経験をしてほしいといいます。

 ゲンロンの人が、「SNSで、我々がいかに言葉が伝わっていないかを日々目にしている」。伝わっていないことに正しく絶望するところから出発して、それから飯間の本などを読むということです。飯間もいまだに編集者からわからないと言われて泣きながら書き直しているそうです。ゲンロンの人が「今の話を聞くと辞書の仕事についてもリスペクトが増す」。この後、カレーライス。

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2021年6月 5日 (土)

クイズ文トーク(その31)

 今、経済センサスのポスターが出ていますが、

Sensus

 猿之助と紗椰の名字が同じなんて、今まで考えたこともありませんでした。こういうのに気づくと新鮮です(猿之助のは名字か?)。

 それではクイズ文です。問題文は途中の読点が1個で80字ぐらいにまとめた方がいいといいます。日本語の自由度(語順とか主語不要とか)をあまり行使しない方が伝わりやすくなるそうです。飯間「アリストテレスと同じ」。

 クインティリアヌスの修辞学は要素が5個あるそうです。発想(何を話すか)、配列(言葉の順番)、同じことでもなるべく印象に残るように言う(たとえとかレトリックとか)、記憶(覚えていないと演説できない)、声と身振り(演じる必要がある)です。

 ここで伝わるとはどういうことかを改めて飯間に聞くと「自分の文章がどのくらい伝わるかを知らない。あなたの文章はほとんど伝わっていない」。この後、う~ん。

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2021年6月 4日 (金)

クイズ文トーク(その30)

 以前こういうことを書きましたが、

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 NHKオンデマンドで、「新日本風土記」の東京大学の回が1年の配信期間が終わるので見ました。他の回ではもっと長く配信されるのもあるのにと思いましたが、見たら、エンディングは、最初に取り上げられた人が東大の入試に不合格になっていました。これ、名前と顔の出ている人が東大に落ちたのをさらされているから配信が短くなったのでしょうか。

――――(ここまで)――――

 これが今日、再放送されていました。この人は東大に落ちたのをずっとバラされ続けるのか。

 それではクイズ文です。国立国会図書館のデジタルコレクションで「文章講話」や「文章術」で検索すると、弁論術の目的からずれた、手紙のお手本集のようなものばかり出てくるそうです。日本はレトリックのまともな移植に失敗したということです。その延長線上に我々の日本語教育もあります。つまり伝わる文章の書き方を教わっていないということです。

 問いの設定の難しさという話になります。発見した問いを読者に合わせて変形することが必要だといいます。ここでクイズの人に対して、よい問題文は文章としてはどういうものかを改めてと質問します。適切な情報が適切な順番で配置されることと、どういうタイミングで出題するか。時期が適切でないとまったくおもしろくないという問題もあります。そして問題文は短くした方がいい。長くなるほど文章が破綻するので、それをやるなら5ヒントクイズにするとかの手もあるといいます。この後、5個。

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2021年6月 3日 (木)

クイズ文トーク(その29)

 この前、「チコちゃんに叱られる!」でガッツポーズについてやっていて、高校生クイズでも出題ミスの疑いがあるあの領域に踏み込むのかと思いましたが、ガッツ石松とガッツボウルの語源については別で説明して、なぜガッツポーズをするのかという問題でした。なお、NHKオンデマンドではこの問題が丸ごとカットされていました。

 それではクイズ文です。聞き手のことを考えるといえば、アリストテレスも聞き手に1章を割いているそうです。クイズで答える人の意識を考えるというのはすでに古代ローマからあったということです。クインティリアヌスは、まずはたくさん読んで言葉の記憶をつくることを説いているそうです。次に書いて、一晩寝て見返す。当時から寝ることが推奨されていたのか。「聞き流すだけでできるというようなのはまゆつばですね」。

 飯間は、明治から戦後しばらくまで、知識人の文章は、結論を先に言わないとか、わからないようにうねうねとねじ曲がるとか、語彙がやたらむずかしいとか漢文的とか、西洋の修辞学を血肉化していなかったといいます。古代ギリシャやローマからの弁論術(レトリック)は中世ではリベラルアーツとして組み込まれて必ず学ぶものだったが、それが幕末・明治の日本ではこんなものに変容したということです。この後、手紙。

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2021年6月 2日 (水)

クイズ文トーク(その28)

 先日の日本テレビの「変幻自在スクイーズ!」を見たら、「ますたいち」を漢字で書くという問題が出ていました。そんなクイズが出せるほど一般に浸透しているという判断ですね。でも自分のところの社員でも画面では似顔絵でした。

 それではクイズ文です。日本には幕末以降にヨーロッパから修辞学が入ってきました。ここでこの本を見せます。

 ここには、話をわかりやすくする議論は、重要なことは先に短くと書いてあるのです。紀元前4世紀ですでにこれを言っていたということです。アリストテレスの形而上学などでは最初に問題(「存在とは何か」など)が書いてあって、先人はこう言ったということが書いてあって、自分はそうではないという結論を書いてその理由を述べているそうです。もうクイズ文なのです。

 次はクインティリアヌスの「弁論家の教育」です。

 明晰に話せ、ややこしくあいまいなことを言ってはいけない、大事なのは正しい文法に則って聞く人のことを考える。この後、一晩寝る。

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