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2021年6月 3日 (木)

クイズ文トーク(その29)

 この前、「チコちゃんに叱られる!」でガッツポーズについてやっていて、高校生クイズでも出題ミスの疑いがあるあの領域に踏み込むのかと思いましたが、ガッツ石松とガッツボウルの語源については別で説明して、なぜガッツポーズをするのかという問題でした。なお、NHKオンデマンドではこの問題が丸ごとカットされていました。

 それではクイズ文です。聞き手のことを考えるといえば、アリストテレスも聞き手に1章を割いているそうです。クイズで答える人の意識を考えるというのはすでに古代ローマからあったということです。クインティリアヌスは、まずはたくさん読んで言葉の記憶をつくることを説いているそうです。次に書いて、一晩寝て見返す。当時から寝ることが推奨されていたのか。「聞き流すだけでできるというようなのはまゆつばですね」。

 飯間は、明治から戦後しばらくまで、知識人の文章は、結論を先に言わないとか、わからないようにうねうねとねじ曲がるとか、語彙がやたらむずかしいとか漢文的とか、西洋の修辞学を血肉化していなかったといいます。古代ギリシャやローマからの弁論術(レトリック)は中世ではリベラルアーツとして組み込まれて必ず学ぶものだったが、それが幕末・明治の日本ではこんなものに変容したということです。この後、手紙。

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