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2020年5月20日 (水)

93年のアタックを見て(前編)

 「アフター6ジャンクション」のクイズ特集は、TBSラジオクラウドでは今でも聞けます。TBSラジオでは、かつて上杉隆が問題を起こした影響で、多くの番組のラジオクラウドは1週間で消えるのですが、この番組はずっと残るようです。

 さて、昔のパソコン通信の書き込みで、93年のこんなのを発見しました。

――――(ここから当時の引用)――――

10月24日のアタック25に、私がよく知っている武野が出ていましたが、
その隣にいた古田和也氏に私は意外なところで会っています。
第4回の高校生クイズの中部大会に行って、準決勝を見ていたら、
隣に彼がいて話しかけてきました(その当時はもちろん優勝していない)。
「先日収録したアタック25の高校生大会で準優勝した」とさんざん言ってました。
放送を見たら、「月日は百代の過客」というところで押して
「奥の細道松尾芭蕉」という汚い答え方をしていました。
あれから8年、武野秀俊と古田和也が対戦するとは、因果応報。

      ◇       ◇       ◇

さて本題。
「ビデオの端子で映像は赤…」というところで武野が押して
「黄色」と答えて間違えていましたが、
あれは問題の読み方が悪い。
「映像は」という言葉を異常に高く、強調して読んでいました。
これによって、映像の端子の色を答える
三択問題だよということを伝えようとしたのでしょう。
一方で聞く側は、「これは長戸本にあった、複合並立型になる読み方だな」
(「映像は赤ですが、では音声は…」)と解釈するはずです。

私が「クイズは創造力」シリーズで唯一、この記述はおかしいと思ったのが
「音声からみた問題分析」のところでした
(「プラシーボ」や「ラバ」などの問題の間違いは除く。初版の誤植は
後の版でほとんど直されているが、まだ直っていないところを私は1つ
見つけている)。
長戸本の記述によれば、前の問題の例だと、音声の方を答えさせるときには
「は」が高くなり、映像の方を答えさせるときには高くならないということに
なります。
ところが実際に問題を読む人は、それとは逆に読んだわけです。

しかし私は、「映像は」を高く読む読み方自体がおかしいと思います。
自然な日本語では、この「は」は高くなりません。
文章を声に出して読むということで、不必要に助詞を意識してしまうのです。
ウルトラクイズの司会者は、そういうことの専門教育を受けた人ですから、
「は」が前の単語より高くなっているということはないはずです。

――――(ここまで)――――

 4回中部の会場で、なぜこの人に話しかけられたのかわかりません。当時は優勝していないので知られているわけでもないのに。
 「クイズは想像力〈理論篇〉」の第1刷には誤植がかなりあります。他にもノンセクションのことをノンフィクションとか、問題番号が違ってるとか。
 今やクイズ業界では、問題文の助詞の前を極端に強調して読むのが常識のようになっていますね。

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