日本のクイズカルチャー(その3)
検事総長などの定年延長問題で思い出しましたが、昔、Qさま!!の○×クイズで、「日本では現職の総理大臣が逮捕されたことがある」というのがありました。正解は×なのですが、ここで一切解説がありませんでした。ここは「田中角栄が逮捕されたのは辞任後です」というのが必要なのではないかと思いましたが、特定の人物の過去の逮捕歴を出すのはよくないと考えたのでしょうか。
それではアフター6ジャンクションです。クイズ王が出る番組がなくなって、アタック25しかない時代が長く続きます。ネット時代になって、一般人がテレビに出るのが記念からリスクになったといいます。そしてクイズヘキサゴンは、芸能人がクイズをするうまみをもたらしました。
番組に出られないので、クイズマニアたちは自分たちでクイズをやる場をつくり、オープン大会がメインになります。今でも年間100以上のオープン大会が行われていて、北海道の人口が1万人いないような町でも開催されます。当人がクイズを始めたときがまさに、クイズ王番組がなくて、オープン大会で勝つのがクイズ王と思われた時代です。大会の難易度が増していって、当初は予選のペーパークイズは満点を取れるような問題だったのが、トップでも半分ぐらいしかできなくなりました。宇多丸が「本当の競技になっている。しかし一般にはハードルが高い」
そこで第2部「新たな潮流として立ち上がったabc」。この後、絶対知らない。
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