調べる人の講演(その5)
「JR時刻表」で6月号から、巻頭のカラーページで鉄道エッセイが始まります。その1回目が福澤朗です。プロフィールが「『ジャストミート』『ファイヤー』などの流行語を生み出した」となっています。
それでは講演です。「クイズ日本人の質問」も担当していたそうです。他の受験者は全員、構成作家へのステップと書きましたが、入ってから「いつ作家になる。調べ物じゃ食べていけないよ」と言われたのが辞めるきっかけになったそうです。そして現在の会社が、これからは情報の時代でリサーチ会社をつくるというので、そこの情報部を立ち上げたということです。
調べ物の仕事についてはどうなのかということについては、調べるたびに何かと巡り合うことへの高揚しかないといいます。
案件を受けると、まずはそれに関する情報をマトリックスにして網羅していくそうです。網羅に役立つのは百科事典で、中身は古くなっていても小見出しの方が、その事物に対しての分類方法を表すので使えるといいます。マトリックス上での情報の配置を見ると、薄いところがあって、驚かせるネタのためにはそこを狙うということです。
今のテレビの作り手は、むしろ1回聞いたことのある話が好きだそうです。だからどこかで聞いたネタばかりなのか。
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