調べる人の講演(その6)
今週の「たまむすび」で、メールのテーマが「ふとした発見」というのでしたが、輪ゴムは普通のものより色つきのものの方が丈夫な気がするというメールが届きました。これが事実かどうかわからないのですが、山里亮太が「これが東大王の収録現場なら、東大王は絶対にその場で調べる」。そこが普通の人との違いだといいますが、ここの読者の感覚だと、普通は調べたくなるのではないでしょうか。
それでは講演です。リサーチャーの仕事は、自分にクライアントを憑依させてやると言っていました。クライアントの顔を思い浮かべて、その人の立場になることで、何を調べるべきかが変わってくるといいます。「家売るオンナの逆襲」のプロデューサーは、不動産よりも家族の問題を調べることに重点を置きました(断捨離とか高齢引きこもりとか)。「ハケンの品格」では派遣社員あるあるを調べたり、介護の番組のときはとにかくコンプライアンスを重視して調べたそうです。かといって、作り手はそれを見てやばそうなところを全部避けて番組制作するわけではありません。
「フリーター、家を買う。」では、橋を作るのに協力してくれる場所を探すといったことをしたそうです。「ファミリーヒストリー」では現地まで出向きます。惨敗した企画会議では、死んでしまいたくなるそうです。この後、目次。
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