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2012年9月 3日 (月)

タイトルの真ん中に記号が入る番組

 今日、朝日放送で「芸能界!日本語トーナメント ボキャブ☆ラリー」という番組をやっていました。一言で言うと、全編しりとりなのですが、非常によくできていました。ナレーターは垂木勉で出演者も東京っぽいものの(小藪千豊を除く)、関西ローカルというのが信じられません。おそらくそのうちテレビ朝日でも放送すると思います。
 おもしろいのは、途中、あやふやな解答に対して収録を止めてスタッフが調べるところが何回か映ります。また高校生クイズ作家が担当しているではないか。この人、関西ローカルの仕事が多いな。そして優勝した宇治原には賞品ではなく「頂上決戦」があります。町田健と対戦するのです。金田一秀穂と宇治原と町田健が絡むしりとり対決ってテレビでやるのは何回目だ。

 関西ローカルといえば、関西テレビの「クイズ☆ギリドメ」もやっていました。吉本がイギリスのフォーマットを買ったそうですが、予想外におもしろい。ルールは、ある映像が流れて、それが終わるまでに多答問題に答えます。ボタンを押したところで解答権が終わるのですが、押さずに映像が終わりまでいってしまうとドボンになって点数が入りません。どこが映像の終わりか判断しなければいけないのです。映像の選び方と多答問題のレベル設定が非常によくできていました。そして、青い高校生クイズボタンが使われているクイズ番組を初めて見ました。

 関西テレビといえば、今夜の「ほこ×たて」では、対決のテーマにちなんで、オープニングでニュートン算というものの文章題が出ました。有名進学塾が出てきて、ここの生徒はこの難問をものの3分とたたず10人全員が正解と言います。スタジオでも出演者が口々に「問題の意味自体がわからない」などと言って、菊川怜だけが「簡単」と言います。ところが、3分どころか5秒で答えられる問題です。東大タレントと認定されている人以外は、この問題がわかると言ってはいけないのか? これが解けないような頭で芸能界で生き残れるわけがないだろ。しかもこの問題がわかるかどうかは本題の対決には全然関係ありません。
 今、テレビ界ではタレントがこういう勉強問題をわからないわからないと騒ぐことで解ける人を持ち上げるようにしないといけないのか。まさにその代表格が金曜日にやっていた高校生の出る番組で、いまやあらゆるところでこの演出が流用されて、わからないと言うためだけに起用される芸能人が蔓延しています。タレントが全然わからないと言うのはともかく、竹内薫が「これは高校生レベルをはるかに超えてますね」と言うのはおかしいだろ。この問題が高校で習うことを使って解けるのを本当にわかっていないなら科学ジャーナリスト失格です。漢文でも「現代の中国人でも読めない」と言っていましたが、現代の中国人は読めなくても日本の高校生は学校で習うから読めるのです。よく、なんで計算問題の解法を説明しないのかとか、データ放送で出せとかいう意見を見かけますが、解法を見せたら番組の趣旨に反するからです。クイズ番組であるにもかかわらず、クイズ問題ではなく「なんかすごい問題を解いている」という風景を見せたいだけですから。

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コメント

>「なんかすごい問題を解いている」という風景を見せたいだけ

 これと逆なのが、FNSのクイズ王ですね。誤答やスルーもきっちり放送する(しかもその時司会者2名の、いかにも茶の間でだべっているようなトークを流す)ので、回答者がすごい、という雰囲気が出てきません。

投稿: にっしー | 2012年9月 3日 (月) 07時55分

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