クイズから考える(その4)
「妹のジンテーゼ」の最新の回。クイズ問題には一定のパターンや形式があって、それを推理することで早くわかるという話で、そんなことをどこで知ったかというのに対して主人公が「それはもちろん、クールジャパンを代表する文化であるところのマンガでする。他社ですが『ナナマルサンバツ』というマンガを読んで勉強したでする」。
それではトークセッションです。オープン大会は2000年代になると、テレビという歯止めがなくなって難問化の一途をたどります。決勝は10ポイント先取で、80問使い切ったら2ポイントの人が優勝といった状況だったそうです。「史上最強」のカプセルクイズの問題を大橋巨泉が作ったときのような感じですね。クイズをやる人の中でも難問に突き進む人とそうでない人に分化していきます。
このころクイズ作家は、アメリカ横断ウルトラクイズライブというのをパルテノン多摩でやりました。うわさには聞いたことがあります。ウルトラクイズを非常に忠実に再現していて、パルテノン多摩の舞台でドロンコクイズをやったそうです。その他のオープン大会の話もしたところで、筆者が「すっかりクイズ史講義を受けてしまったんですが」。
そしてクイズ作家は1日をどう過ごすのかと聞きます。現在クイズ作家は10人前後と思われ、すぐ使えるクイズ問題は10万問ぐらい頭に入っているが、時事問題についてはコンビニの本棚に立って片っ端から単語をメモるとか、1人でしりとりを500ぐらいやると、自分でも意図しない言葉が出てきて、それを結びつけるとかだそうです。
18回から高校生クイズの問題制作をしているが、最初は勉強みたいな問題ばかり作ってまったく採用されなかったそうです。今ならそういう問題が採用されそうですが。ある日、地下鉄東西線に乗っていて、「南北戦争と西南戦争、出てこなかった方角は」という問題を考えたのが転機ということですが、この話、どこかで聞いたことがあるぞ。ミクシィ日記だっけ。その後どういう問題を出すようになったかは次回。
| 固定リンク
コメント
ウルトラクイズライブ、なつかしいです。
自分はハワイで負けたのでハットをかぶれませんでした。
投稿: 匿名 | 2012年9月20日 (木) 18時15分