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2012年9月30日 (日)

32回徳島大会(その4)

 先週、開成の文化祭に行って高校生クイズ体験記を手に入れてきたのですが、ここはペーパークイズを解かないと部誌をくれないんですね。来場者にクイズに触れさせるという点からはうまい企画です。ペーパークイズの問題はかなり基本的で、普通の人でもほとんど正解できるでしょう。全国大会であっても3人の断片的な知識を合わせることで正解できたり、自分は知らないことを他のメンバーが知っていたりと、チームワークに意味があることがわかりますが、放送を見てもまったくわかりません。あと、司会者の名前がこの部誌でも「枡」になっていました。

 それでは徳島大会です。徳島北のトップのチームはやはり最後尾にいます。1列目がブー、2列目はファンファーレ。城南です。3列目はブー。4列目はファンファーレ。川島です。さらにもう1チームいました。10列もあるのに3チーム中2チーム合格をやってくるか。徳島市立です。
 5列目は全部女子でブー。6列目もブー。7列目はファンファーレ。城東です。8列目はブー。9列目がファンファーレで、徳島市立が勝ちました。10列目は失格が確定しているのですが、可能性があるんじゃないかみたいなリアクションをしろと言っています。

 マイクのトラブルで、決勝の開始が遅れます。結果発表から20分ほどたって決勝が始まります。最多枠の徳島北は3回出て初めての決勝だそうです。城南のリーダーは科学部でドミノ倒しの研究をしています。川島に、「決勝決まったときものすごい喜びようでしたね」と言うと「お恥ずかしい姿を」。城東も3回出て初めての決勝です。
 徳島市立は2チームいます。男子は1年生で、クイズ研と言うと右松アナがやたら反応していろいろ聞きます。混成チームの女子は一昨年は全国大会に出て、昨年は決勝で負けたそうです。ここもクイズ研です。

 1問目、「オリンピックのモットーは、より速く、よりた」で徳島市立の混成が押して正解。まさにクイズ研ポイントです。本当はこの問題は最初の「よ」ぐらいでも押せますが。2問目、徳川15代将軍で家がつかないのはというベタ問で徳島市立の混成が連取します。3問目、スポーツのように見えて単なる計算問題で、川島が正解です。4問目は徳島市立の混成が取って早くも3ポイント。5問目、「青森県から山口県まで」で川島が押して兵庫県を正解します。右松アナが問題の解説をさせて、得意げに話します。地区大会でもこういう演出です。こりゃめでてーなも驚く要員として残っています。この後、5時の放送。

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2012年9月29日 (土)

32回徳島大会(その3)

 「アメトーーーーーーク」の「勉強大好き芸人」は、非常に理にかなった受験対策を言っていて、もはやお笑い番組ではないようでしたが、途中、中田敦彦の描いた歴史上の人物の顔が誰か当てるというので、当たると鳴る「ピンポンピンポン」が高校生クイズの音です。受験の頂点を象徴する音は高校生クイズなのか。

 それでは徳島大会です。ペーパークイズをやるために屋根のあるところへ移動するのですが、説明が終わると結局、舞台前に戻ることになります。
 終わると住みます芸人のライブです。「ドラえもんでなくて飯泉嘉門」って、客が全員徳島だからできるネタです。さらに「名探偵アナン。ひらめいた。ピカンピカンピカン。日亜化学の提供でお送りします」「エ板東ゲリオン」「ちゃんとせえや。誰がチャットモンチーや」と、徹底的に徳島です。続いてこりゃめでてーなのライブ。漫才の後、ラップがあります。

 抽選会は屋根のあるところです。ヤングエース抽選券を持ってきた人がいます。最初に当たった人がナナマルサンバツを指定します。2人目も同じチームです。さらに3人目も同じチーム。この抽選はチームで複数冊買って応募するのは自由です。このチームが3枚応募した以外は応募チームがいなかったということです。事情を知らない人から、どうなってるんだという声が上がります。
 Jリーググッズはヴォルティスのタオルになっています。スタッフTシャツが出ると急に盛り上がります。こりゃめでてーなの賞品はラップのDJをやったCDです。最後に全員で写真を撮ります。これは初めての企画です。

 ペーパークイズの結果発表です。右松アナは、私の手元には決勝進出チームの情報が来ていると言います。他の司会が知らないふりをするのと違います。この後、お恥ずかしい姿を。

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2012年9月28日 (金)

32回徳島大会(その2)

 先週のタイムショックのビデオを見ました。初出場の深沢邦之に「東MAXは優勝経験あります」と言っていました。それなら大桃美代子にも「麻木さんは優勝経験あります」と言ってほしい。

 それでは徳島大会です。高校生に徳島の方言で頑張るじょーと叫ばせます。去年の企画を右松アナだけがやっているのです。それにしても、右松アナはベテランの味で進行が圧倒的にうまい。辻岡アナが「○×クイズ、何問やりたい?」とか言って、問題数に何かあるのがもろわかりなのに対して、右松アナは「1回戦は○×クイズ!」と叫んでから声をひそめて「…1問です」。わざと小さい声を出すのが効果的なのもわかっているのです。

 ○×の問題はでっち上げ系です。問題文がくどい。一方の答えが圧倒的に多くなります。「正解は、正解は」というところで最多出場校にプレゼントがあると言いますが、ここで前説での住みます芸人とアナウンサーの会話をちゃんと受けた発言をしています。
 正解が多い。敗者に「クイズが始まってたった15分」と言います。ここでこりゃめでてーなが出てきます。15年前に高校生クイズに出て1問で敗退したそうです。敗者復活のゲームはサッカーです。11メートル離れたところから小さいゴールに向かって蹴ります。5球チャンスがあります。しかし1球目でいきなり成功。成功しないのも番組的には格好がつきませんが、最初に成功されるのも困ったものです。

 敗者復活戦をやるのは10チームです。1問目、オリンピックの問題ですが、全チームが同じ答えに行きます。それが不正解。当然、続行です。2問目はアカデミー賞の問題で、正解が最も多い。これで終了です。敗者は5チームでした。この後、なぜかいつもと逆。

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2012年9月27日 (木)

32回徳島大会(その1)

 京浜急行の土砂崩れのニュースで、以前「ほこ×たて」のマニアクイズに出ていた広報関係者が映っていたようですね。それが本来の仕事か。

 それでは7月28日の徳島大会です。地区大会の会場は行きやすいところと行きにくいところが極端ですが、ここは大分と並んで市街地から非常に遠い。高徳線の板野駅からバスであすたむらんど徳島に向かうことにします。
 山中にあるテーマパークのような場所ですが、学習目的の施設です。昔の高校生クイズならいろいろな企画ができそうです。ただトレーラーを運んでくるのはもったいない。

 こりゃめでてーなが最多枠の徳島北を表彰します。呼ばれた女子に「彼氏いるの。男が来たら○か×で判断していいからね」。この場でものまねをして、「後のネタが1つなくなった」。
 この予選に登場したのは右松アナでした。28回以来の復活です。現在、NEWS ZEROのフィールドキャスターをやっていて、去年は3カ国1都2府28県に行って、年間の半分は地方出張。4歳の娘は「パパ」という人がたまに家にいるとしか思っていないそうです。しかし徳島に来たのは初めてということです。「徳島駅降りれば目の前にそごう、アミコ。安定感抜群ですね」。

 3回目の出場というチームと言うと、3チームぐらい手を上げます。この地区にも馬のマスクのチームがいます。右松アナが「その格好で電車乗ってきたの? あ、電車ないんだ」。全国で徳島だけが鉄道の電化率0%であることを知っているとは、マニアか。この後、格の違い。

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2012年9月26日 (水)

32回高知大会(その5)

 今日の関西テレビの「よ~いドン!」はゲストが大橋巨泉でした。「クイズダービー」のコンセプトは、出演者に答えを教えていると絶対に思われないクイズ番組というものだったそうです。解答者のギャラは全員同じで、いくら正答率が高くても賞金は出ません。だから答えを教えても意味がないのです。これについて巨泉が「必ずクイズ番組が始まると、あの解答者には教えてるんじゃないか、特に女優さんとかAKBとか出たら絶対陰で教えるだろうと思われるから」。ここでAKBと言ってのけるのは巨泉ならではです。それにしても、それでもはらたいらができすぎるので答えを教えていたと言われるようになるのが皮肉です。

 それでは高知大会です。決勝の16問目は土佐塾が正解。次は安芸が取って王手です。18問目はスルー。なぜかこの県で難しい問題を出してスルーになるのが続きます。19問目は土佐の昨年決勝が正解します。
 20問目、「数をごまかすときに履かせるのは下駄」で土佐塾が押してサバを正解。露骨に「履かせる」にアクセントがありました。21問目は算数で土佐の昨年決勝が正解。22問目、「オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア」で土佐塾が押してオセアニアと答えますが不正解。いくらなんでもそんな簡単な問題は出ないでしょう。国旗に描かれている星座はという問題でした。
 23問目がスルー。24問目、「球の飛距離を表す単位、野球はメートル」で土佐塾がヤードを正解します。また「野球は」に異常なアクセントです。

 25問目、安芸がようやく押して決定しました。土佐塾は序盤の連続不正解がなければ勝っていました。バッドボーイズが「モス的には誰がむかつく?」。そしてまったく答えようともしなかった追手前は最後まで、わかっていたけど押すのが遅かったと言い続けます。

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2012年9月25日 (火)

クイズから考える(その6)

 私は見ていませんが、先週の「ニュースキャスター」で、オールスター感謝祭のビートたけし問題の傾向と対策についてやっていたそうですね。私は昨年秋の「『かくさん』はどれ?」というのは選択肢が出る前に助さん3人と賀来千香子だろうと予想していました。たけし問題は基本的にはクイズのルールに則っているわけで(全部が失礼な選択肢で全部不正解というのがあったが)、いわばベタ問データベースを覚えて正解するクイズ番組へのアンチテーゼかもしれません。

 それではトークセッションです。次はホールドオンの話をしようとして「時間大丈夫ですか」「だめかもしれませんね」。この時点で20時48分です。

 ここから質問コーナーになります。筆者のクイズに対する夢はというので、草クイズに出ているすごい人をニコニコ生放送などで見せたいそうです。クイズ作家も、そういうのを踏まえた番組の企画を出しているらしい。クイズ作家は、クイズができるのもかつらむきができるのも同価値で、クイズも百人一首もゲームにすぎないと言います。
 IBMのワトソンについてどう思うかという質問が出ます。筆者は論文に書いていました。クイズ作家は、チャンピオンがコンピューターに敬意を表していたのが素敵と言います。筆者は、日本以外の言語がバラバラの地域ではクイズはどうかとか、文化を分析するためのものとしてワトソンを見たそうです。ブレインワールドカップでも、フランス語とドイツ語は問題文が長くなって、両国だけ問題文が終わらないうちに音楽が流れてしまったミスがあったそうです。あと、ルール説明で何か質問はあるかと言うと、正解した後に4人でポーズをやっていいのかと聞くチームがあって、文化の違いを感じたそうです。

 21時を回って終了しました。このイベントが、あの日本についての学術論文集の販売に貢献するのでしょうか。

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2012年9月24日 (月)

32回高知大会(その4)

 先週金曜日の「NEWS WEB24」で、日本人がイグノーベル賞を受賞した機械のニュースをやっていましたが、そこで画面に出たツイートが「おしゃべりな人を黙らせる装置 v.s. 明石家さんま が見てみたい」。またNHKで明石家さんまの話題が。というか、これは「ほこ×たて」でやれという意味か?

 それでは高知大会です。決勝の追手前はバッドボーイズグッズが当たったチームです。土佐は2チームいます。昨年決勝で負けたリーダーは、3人とも受験で出ないつもりだったが別のチームに誘われたそうです。もう1チームはテニス部でしたが1人辞めています。

 1問目、四万十川の問題で安芸が正解。2問目も安芸が取ります。3問目、「英語で決勝はファイナル、準決勝はセミ」で土佐塾が押して答えられません。前フリが2つある問題を知らなかったか、答えを知らないのに勝手に押したか。
 4問目は芸能問題で安芸が正解です。この地区の問題は簡単です。5問目は土佐の昨年決勝が正解。6問目、漢字の問題で土佐塾がまた押して答えられません。
 7問目、図形の問題で土佐の昨年決勝でない方が不正解。8問目は結構難しいと思いますが、ここで高知小津が正解。9問目、また図形の問題でさっきよりかなり難しいですが、土佐塾がギリギリで正解します。
 10問目「明治6年、森有礼が」で土佐の昨年決勝が正解。なんかだんだんレベルが上がってきました。11問目、土佐塾がフォッサマグナを正解します。バッドボーイズが「横文字が好きなんや」。

 12問目はスルー。13問目は高知小津が不正解。14問目、土佐の昨年決勝が押したのに辻岡アナが追手前と言ってしまいます。で、不正解。意外にできると思って問題を難しくしたらやっぱりできなかったという感じです。15問目はまたスルー。この後、アクセント押し連発。

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2012年9月23日 (日)

クイズから考える(その5)

 100万円クイズハンターの事前番組を関東ローカルでやっていましたが、単なる柳生博の田舎暮らしのドキュメンタリーかと思ったら、途中から予想外に当時のクイズハンターについての番組になりました。1500回記念大会の映像を見て、ハンターチャンスで柳生が、この賞品の取り方は間違っていると指摘します。最も高い賞品は最終問題を正解した人に持っていかれるのですから、序盤は取っても取られないような賞品を狙うべきです。旅行券も避けるのが賢明です。それにしても、こんな柳生博番組をつくるくらいなら、本編の司会が柳生のままでよかったように思うのですが。

 それではトークセッションです。南北戦争と西南戦争の問題以来、クイズ作家が高校生クイズに提出してきたのは「七味とうがらしと一味とうがらし、混ぜると何味とうがらし?」「漢字の『かんむり』、何かんむり?」「三択問題です。この『三択』って何の略?」「トランプを混ぜることをシャッフルといいますが、『トランプ』をシャッフルしてできる哲学者の名前は?」。高校生クイズを始めて3年後からスタッフロールに名前が載るようになり、その2年後には、日高の高をはしご高にしろなどと言う余裕もできたそうです。

 数年前にゲームセンターでクイズ番組を体感できるアトラクションのデモを見たそうですが、まったく普及しませんでした。参加するのが恥ずかしいからです。現在のクイズマジックアカデミーなどはそれをクリアしています。究極の夢は、祭りの屋台でクイズをやるようになることだそうです。
 今の高校生クイズでたまたま全国大会に出てしまって1回戦で1問しかできなかったチームも、クイズ研を作ってリベンジするなどと言うそうです。クイズそのものは国民に浸透しつつあるが、今の高校生クイズは勉強に寄せ過ぎかなと思ってはいるらしい。しかし偏差値や東大進学率ナンバーワンのフレーズが視聴率に結びついているのでやめられないとのことです。それが視聴率につながらなかったのを受けた来年はどうするかわかりませんが。

 筆者が初めて自分の学問の話をし始めます。深く知ると楽しめるが外からはわからないものについての研究がテーマだそうです。00年代批評などもしています。ブレインワールドカップについての論文も書きたいとのことですが、ここでブレインワールドカップの視聴率が5%だった話になります。「でもこの会場では半分も見てるじゃないですか」。
 この番組でオックスフォード大学の変な人(準決勝ではさみを持っているだけで議論に参加していなかった人)の話題になりますが、無理にヒーローを生み出そうとしてはいけなくて、ヒーローは自然に出てくるものだといいます。この話を、30回高校生クイズで番組側にヒーローにされてしまった人が聞いている前でするか。この後、文化の違い。

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2012年9月22日 (土)

クイズ番組の歴史(その6)

 主人公が「ナナマルサンバツ」を読んでいる「妹のジンテーゼ」ですが、ネタバレすると、今回、空気を変えるためにわざと「ちんこ」と解答する場面があります。それで「すごい…あの子見事な機転で」となっているのですが、いろいろなボケがある中でも「ちんこ」で会場が笑いになることはないでしょう。むしろ「ナナマルサンバツ」の最新回のようないやな雰囲気になって、もっと悪循環にはまると思います。この辺、論理が破たんしています。同様に、わざと放送でちんこと言いまくって「女子アナなのにすごいでしょう」という小島慶子という人もいますが。またオチに使ってしまった。

 それでは「タカトシの時間ですよ!」です。1988年のクイズ年の差なんて。ここでは「NGワード」が流行語になりました。

 そして1990年のマジカル頭脳パワー!!です。最高視聴率が31.6%。マジカルバナナ、あるなしクイズ、マジカルシャウトなどのクイズがありましたが、板東英二がマジカルシャウトがどういうクイズか説明できません。
 そしてこの番組が日本のテレビ番組で初めて採用したものがあるといいます。私は答えるときに口を「ナイショ」で隠すのかと思ったのですが、これはフライングスタートです。19時54分開始ということです。この番組を作っていて高校生クイズのスタッフロールにも名前が出る人が、視聴率だけにこだわったことの象徴です。板東に「とにかくしゃべるな」という指示があったそうです。番組が始まって板東があいさつなどしていたら毎分視聴率が落ちるかもしれないからですね。「板東英二です」とさえ言うなといわれていたそうです。「そんなものは画面に字で出すから」。それで「マジカルバナナ」としか言えずに欲求不満が高まったそうです。
 ここでもガッツ石松の話が出てきます。「世界三大珍味はトリュフ、フォアグラと何」で「さきいか」と答えて「違った。キャタピラ」。
 板東の1回のギャラはいくらか言えないが、マジカルのギャラで大阪のビルが建ったそうです。宮根誠司はある番組で、板東のマジカルのギャラは1回500万円だったと明言していましたが。

 まだ0時21分ですが、これでこの企画は終わって別のコーナーになりました。次のコーナーも、唐沢俊一や「そこまで言って委員会」によく出る人が並んで「ホンマでっか!?TV」みたいなことをやっていましたが。

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2012年9月21日 (金)

32回高知大会(その3)

 先週土曜日にTBSで「THEプレッシャー」という番組をやっていました。よくある芸能人ゲーム的な番組かと思いましたが、1時間かけて1つのことをやるだけ。プロの料理人が卵を割るというだけなのです。それを、立派な舞台でやったりブラスバンドが出てきたり関係者からの応援メッセージがあったり敗者は海外で罰ゲームがあったりと、徹底的にプレッシャーのかかる演出をするといかに失敗するかというのを見せるのです。これはこれで番組としてよくできていると思いました。おもしろかったのは、最後に「使った卵はスタッフがおいしくいただきました」という文字が出て、スタッフが総出で卵を食べている映像が流れるのです。本当にスタッフが食べているところを見せる番組は初めてだと思います。

 それでは高知大会です。住みます芸人のライブでは、ディアボロをやります。辻岡アナも観客と一緒に見ています。続いてバッドボーイズのライブ。「ダウンタウンDXで見た方」と言って、高校生が手を上げると、「ダウンタウンDXには出ていない」。あと、よく聞こえなかったけど酒井法子ネタをやったようでした。
 また木陰に戻って抽選会です。ヤングエースの抽選券を持ってきた人がいます。これだけしか参加していない予選で。この人はナナマルサンバツを選んで、残りの賞品は通常抽選になりました。バッドボーイズはサイン色紙と帽子と提供します。最後に高校生全員と握手です。

 ペーパークイズの結果発表、この地区は1チームずつのブーブーゲートです。高知小津のトップのチームを発表すると、名乗り出たチームが複数います。しかし高校生側の勘違いでした。
 1チーム目は昨年代表です。ピンポンです。2チーム目はキレイキレイが当たっています。ブーです。3チーム目、4チーム目ブーで、バッドボーイズグッズが当たった5チーム目がピンポン。
 また3チームブーで、9チーム目、脱臼したメンバーがいます。ピンポンです。この後ブーが続いて、14チーム目がピンポン。さらにブーが続いて、19チーム目がピンポン。これで20チーム目は失格です。

 決勝です。高知小津の最多枠は1年生。土佐塾は昨年代表で、リーダーはモスという外国人です。バッドボーイズが「ということはモスバーガーを経営している」。腕をつっているのは安芸です。弓道部だがバレーボールで脱臼したそうです。この後、今日集めたメンバー。

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2012年9月20日 (木)

クイズから考える(その4)

 「妹のジンテーゼ」の最新の回。クイズ問題には一定のパターンや形式があって、それを推理することで早くわかるという話で、そんなことをどこで知ったかというのに対して主人公が「それはもちろん、クールジャパンを代表する文化であるところのマンガでする。他社ですが『ナナマルサンバツ』というマンガを読んで勉強したでする」。

 それではトークセッションです。オープン大会は2000年代になると、テレビという歯止めがなくなって難問化の一途をたどります。決勝は10ポイント先取で、80問使い切ったら2ポイントの人が優勝といった状況だったそうです。「史上最強」のカプセルクイズの問題を大橋巨泉が作ったときのような感じですね。クイズをやる人の中でも難問に突き進む人とそうでない人に分化していきます。

 このころクイズ作家は、アメリカ横断ウルトラクイズライブというのをパルテノン多摩でやりました。うわさには聞いたことがあります。ウルトラクイズを非常に忠実に再現していて、パルテノン多摩の舞台でドロンコクイズをやったそうです。その他のオープン大会の話もしたところで、筆者が「すっかりクイズ史講義を受けてしまったんですが」。
 そしてクイズ作家は1日をどう過ごすのかと聞きます。現在クイズ作家は10人前後と思われ、すぐ使えるクイズ問題は10万問ぐらい頭に入っているが、時事問題についてはコンビニの本棚に立って片っ端から単語をメモるとか、1人でしりとりを500ぐらいやると、自分でも意図しない言葉が出てきて、それを結びつけるとかだそうです。

 18回から高校生クイズの問題制作をしているが、最初は勉強みたいな問題ばかり作ってまったく採用されなかったそうです。今ならそういう問題が採用されそうですが。ある日、地下鉄東西線に乗っていて、「南北戦争と西南戦争、出てこなかった方角は」という問題を考えたのが転機ということですが、この話、どこかで聞いたことがあるぞ。ミクシィ日記だっけ。その後どういう問題を出すようになったかは次回。

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2012年9月19日 (水)

クイズ番組の歴史(その5)

 前々回、アマゾンのアフィリエイトを張りましたが、「TVクイズまる金必勝マニュアル」の異常な高額は何だ。定価は680円ぐらいじゃなかったっけ。クイズ本にはマニアがいますね。何カ月か前、30年ぐらい前のクイズ番組関連本がまとめて3冊ヤフオクに出ていましたが、3冊とも5万円ぐらいずつ出して落札している人がいました。TVクイズまる金必勝マニュアルはネット上で無料で文書データが読めるようになっているのに。

 それでは「タカトシの時間ですよ!」です。1983年の世界まるごとHowマッチです。板東英二は出ていません。「ピッチャーとして大したことないのに、こんなところに出てくるな」と言われたそうです。でもこの枠の後の後の番組では板東が司会をしていましたが。この番組はなぜか、画面でも「毎日放送」と出ます。前編の放送時にここで指摘したからか?
 ソ連のヨーグルト300個の値段をルーブルで当てる問題をやります。大橋巨泉は50歳でセミリタイアするつもりが、ビートたけしとの絡みがおもしろくて引退を5年延期したという話をします。

 1986年の「世界ふしぎ発見!」です。ミステリーハンターとして本上まなみが出たVTRが流れます。そして野々村真が初めてパーフェクトをとったのは番組開始から20年後です。その映像があります。そういえば、野々村があまりにもできないのを逆手にとって、日本経済新聞で勉強するという広告に起用されたことがありました。野々村のパーフェクトは新聞記事になって、日立の主催で祝う会が帝国ホテルで開かれたそうです。

 次は1988年のクイズ世界はSHOW by ショーバイ!!です。野沢直子はジャイアント馬場の隣にいましたが、馬場(野沢の言い方だと「ジャイアント」)は収録中に飽きてきて、セットのガムテープをはがして三角にしていたそうです。ジャイアントが早押しで解答者席を破壊した話もします。ジャイアントがいかに珍答をしていたかというところで山里が、野沢が他人のことを言えるのかと解答を紹介します。ガス漏れチェックの会社が客から借りていいものは何かという問題(正解は石けん。泡でガス漏れを見るため)で、野沢の解答が「ライター」。この後、ギャラでビルが建つ。

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2012年9月18日 (火)

32回高知大会(その2)

 NHKに明石家さんまは出ないと書いたら、昨日関西ローカルで桂文枝襲名特番をやっていて、明石家さんまが出ていました。しかもこれはBSでやったのの再放送ですから、とっくに出ていたことになります。なお、関西ではこの番組を放送した玉突きの玉突きの玉突きで、「探検バクモン」が放送休止になっていました。

 それでは高知大会です。○×クイズで正解したのは3チームだけ。ここ数年の高校生クイズでは、正解すると湘南乃風の曲がかかってタオルを回すことになっているのですが、3チームがあまりに喜びすぎて、辻岡アナがタオルを回せと言っているのをまったく聞いていません。先ほど表彰されたチームも勝ちました。
 バッドボーイズが「ちょっと、ちょっとちょっと」と来ます。敗者復活要求のゲームはバスケットボールです。フリースローを2人合わせて5球やって1球でも入れば敗者復活です。ゴールの真下に行って入れようとします。3球目がかなり惜しかったが、結局5球で入らず。そしたらあと3球やることになって、今度は一発で入りました。

 休憩中に三択の看板を準備しません。ということはこの地区もただの札を上げる三択か。1問目、日本地理の問題で、一つの答えが圧倒的に多いが、正解は4チームしかいません。当然、続行です。2問目はローラについての問題。敗者復活戦の最後を芸能にするケースが多い。圧倒的多数が正解で、間違えたのは5チームです。これで終了になりました。

 ペーパークイズは、最初から舞台前を使わず木陰に移って収録します。辻岡アナはビールケースの上に立っています。初めて応援パーソナリティ問題の看板を直に見られます。これまでの予選では我々は近寄れないようになっていました。この後、脱臼。

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2012年9月17日 (月)

クイズから考える(その3)

 明石家さんまがNHKに出ない話で思い出したことがあります。先日「探検バクモン」で横浜税関に行っていました。ゆるキャラが出てくるのですが、それが「さんまのまんま」のまんまにそっくりなのです。爆笑問題がさんまのまんまと騒ぎ出すと担当者が「明石家さんまさんには、似ていないというお墨付きをいただいています」。そして「写真提供:関西テレビ」で、まんまと共演した画像が出ます。さんまは出ないのにまんまはNHKに出ているのです。

 それではトークセッションです。1990年の、クイズ史にとって重要な転換点とは、

 クイズが強くなるやり方を記した本が出たことです。実際はこれ以前にも

 とか

 とかあって、基本的には同じようなことが書いてあるんですけどね。ちょうど時代にぴったり合ったわけです。読めばクイズの勝ち方が書いてある。そしてクイズ問題が活字化することで大量のデータベースができ、パターン化によってクイズをやる人とそうでない人の分化が起きます。「マジカル頭脳パワー!!」のブームが起きている水面下で、クイズプレーヤーは草クイズに向かっていったのです。

 今回の論文においても、草クイズの存在自体が一般読者に伝わらないということで書き直したそうです。
 クイズ作家は浪人生時代、受験勉強そっちのけで草クイズ大会に出ていたそうです。ここで特定のクイズプレーヤーの名前を出したところ、その本人が観客にいました。クイズ大会で所属の学校名が「代々木ゼミナール浜松校」というので会場にどよめきが起きるそうです。当時はインターネットがないため、高校生クイズのコネや「クイズワールド」などの同人誌でクイズ大会のことを知っていたということです。そして受験勉強はクイズだと思ってやって、面接は「オーディション」と呼んでいたそうです。しかし試験問題でも最後まで読まずに「モンテスキュー」と書いてしまって失敗したことがあるそうです(「モンテスキューはどこの国の人か」という問題だった)。この後、ドロンコクイズ。

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2012年9月16日 (日)

クイズ番組の歴史(その4)

 番組表を見ていたら、Eテレで俳句甲子園があります。この前日本テレビ系でやっていたのと同じものをNHKでも放送するのか! 高校野球並みじゃないか。しかしNHKはあくまで俳句の内容について評価するので、開成という高校があって2連覇しているということは言いますが、東大進学率ナンバーワンなどというあおりは絶対出てきません。逆に民放版にはなかった、ほっしゃん。などの俳句を全く知らないタレントをスタジオに呼んでコメントさせるという演出がありましたが。

 それでは「タカトシの時間ですよ!」です。1981年4月、クイズ番組史上最高視聴率の42.2%をとった番組です。宮崎美子が「鈴木健二さんは熊本のパン屋の娘と結婚した」。タカアンドトシはクイズ面白ゼミナールを知らないそうです。
 「日本の都道府県には必ず温泉がある」という○×を出題します。面白ゼミナールの本は、かつてはYES-NOクイズ対策として必須でした。問題はすべてスタッフのオリジナルで、必ず3冊の資料で裏を取り、専門家や海外調査もしていたということで、鈴木もこれに応えるべく台本をすべて暗記。宮崎が山里に向かって「そんなもの持ってやらない」と言います。山里が「これは実は白紙なんです」。
 ある人がこの番組をきっかけにNHKからお呼びがかからなくなったと言います。すると野沢直子が「ガッツさんがセックスと言って」。山里「ガッツさんはそれ以前にお呼びがかかりません」。ちなみに、セックスと言わせるためにNHKに起用される小島慶子という人がいますが。先日の「アフロディーテの羅針盤」でもわざわざラジオでセックスと言ったところを切り取って放送。
 これは明石家さんまですね。専門家の解説中にあくびをしているところが映ったということで、さんま自身もさんざん言っています。他の大物芸人と違って、さんまだけは本当にNHKに1回も出ませんね。

 1981年、ハンマーでおなじみのクイズ番組といえば、でタカが「室伏」。100万円クイズハンターは12年の賞品総額が38億円、出題したのは7万問だそうです。ハンターチャンスが流行語になりました。
 さらに1981年には「なるほど!ザ・ワールド」があります。名物キャラクターのトランプマンとして、「クイズ☆タレント名鑑」の映像が使われます。ここでは「ハイ消えた」が流行語になりました。野沢が「消されてムカッとしたことがある」。この後、クイズ番組の結果が新聞に載る

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2012年9月15日 (土)

32回高知大会(その1)

 今年に入ったあたりから「ナニコレ珍百景」のオープニングは、過去に番組で取り上げた珍百景がその後どうなっているかというものになっていますが、今週は、3年前に放送した、縄文時代マニアで自宅に竪穴式住居を作った中学生が出ていました。当時、県の賞を何度も取ったり、NHKをはじめ他メディアにも取り上げられまくっていましたが、今は縄文時代への興味がすっかりなくなって、竪穴式住居が放置されていました。天才とか言われる子どもでもこんなものです。高校生のときにどうでもいい知識クイズができることが、日本を背負うことになるなんてとんでもない。

 それでは7月27日の高知大会です。高知中央公園は高知市の中心街の真ん中です。よくこんなところで大音量のイベントが認められるな。といっても、そんなに音が大きくならないくらいしか人が集まらないのか。スタッフが、その場にいる高校生に飛び入り参加しないかと声をかけています。しかも、4人組の女子高生に対しては、2人と2人で出ればいいと言っているのです。そこまで番組が危機的な状況なのか。25年前には同じ高知で予選をやって四国全域と岡山から数千チームが集まったんだぞ。スタッフが飛び入り参加をすすめる時代になるとは。

 参加は20チーム台でスタートです。最多は高知小津です。今のところ、2チーム以上参加した学校がないという地区がないのは不思議です。バッドボーイズが表彰で呼んだ生徒に、「キャーじゃねえ。表彰するんだよバーカ。おまえ待ちだよ」。ガチでやります宣言は、ライブをやるのと全員と握手するというので、私物プレゼントの言及がありません。

 辻岡アナが登場しますが、ビクトリーと叫ぶのがあっさりしていて、さっさと問題にいこうとします。「今回高知大会○×クイズは、5問、引く4の1問」。問題はオリンピックに関するもので、これだけしか参加者がいないのに非常にいい問題です。大分のときと同じもったいなさです。
 一方の答えが3チームしかいません。「正解は、正解は」で止めて、「はりまや橋ってどこにあるの?」。この会場のすぐそばですが気づきません。この後、高校生が司会者を無視。

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2012年9月14日 (金)

クイズから考える(その2)

 横森良造が亡くなったそうですが、この人は高校生クイズに出たことがあります。第2回の関東大会で、5問目終了時に敗者から抽選で2チーム選んで、その2チームがジャンケンして勝った方だけ復活というのがあって、負けた方は罰ゲームで横森の演奏で校歌を歌わされました。勝った方は次の問題で落ちて「敗者はやっぱり敗者でした」という司会者の発言のみが全国放送で流れました。敗者復活が運で1チームとか、来る芸能人が横森良造だけとか、そもそも5問目終了時まで敗者復活戦があると言わなくても大半の敗者が残っているなんて今では考えられません。というかYES-NOクイズが5問目までいけません。

 それではトークセッションです。ヘキサゴンの解答はヤラセなのかということについて。つい数日前も、ヤフー知恵袋を読んでいたら、クイズ番組で各出演者が答えることは全部決まっているということを前提にした回答がありました。ネット住民で、大手メディアは全部ウソと思いたい人がたくさんいるということです。ヘキサゴンの問題を作っていていちばんおもしろかったのは、アナウンスクイズで「〆鯖」を山田親太朗が「アルファーさば」と読んだことだそうです。これを放送作家が台本で考えるのは不可能です。

 筆者はクイズマジックアカデミーなどゲームセンターのクイズゲームをやりまくっていて、これまでに新車を買えるくらいの金額を突っ込んでいるそうです。このトークセッションに、事前に論文を読んできた客は7割ぐらいです。結構入手困難だったようですし。
 クイズ作家がクイズにはまったきっかけは、父がアップダウンクイズ好きで、ハワイ獲得者にレイをかけるところで画面を下からのぞいていた。パンチラ目的だというのですが、それって前週の「タカトシの時間ですよ!」で初めて知ったネタではないか。当時、民放2局の宮崎に住んでいて、クイズ番組はほとんど放送されず、ウルトラクイズは途中の回が飛ばされたこともあったそうです。その後転勤で、アタック25や双六ゲームが見られるようになったということです。

 ウルトラクイズは海外旅行の一般化にともない内容がクイズにシフトして、クイズ研がクイズを攻略する要素が出てきたと言います。そして「なるほど!ザ・ワールド」などの番組とクイズ王番組に分化していくのですが、これらを筆者ではなくクイズ作家が延々と説明していきます。
 「1990年に、クイズ史にとって重要な転換点がありました。それは何でしょう」と筆者に聞きます。

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2012年9月13日 (木)

クイズ番組の歴史(その3)

 TBSラジオの広報誌である「954press」。今配布しているので博多大吉が、「たまむすび」で発言したことはすぐにネットに流されると言っています。確かに私も、住みます芸人の初年度は失敗したとか福岡のクイズ番組の賞品はすべてウソといったことを書きました。でも吉本はギャラの9割を会社が持っていくというのはまだ書いていませんよ。吉本はギャラは9割取られるがクイズ番組の賞金はすべて自分のものになるそうです。そういえば「オールスター感謝祭」で島田紳助が、このアイドルグループは賞金を事務所に取られると何度も放送で言ったことがありましたが、吉本と違ってかわいそうと思ったのか。

 それでは「タカトシの時間ですよ!」です。1976年に始まったドレミファドン。ここでは黒ヒゲ危機一発ゲームが有名になったという話です。発売当初は黒ヒゲを飛び出させた人が勝ちだったのに、この番組のイメージで負けに変わったというのは、トリビアの泉でもやっていました。
 1977年に始まったのが、世界で最も制作費がかかった番組です。ウルトラクイズの1回の制作費は1億円で、問題は2000問、移動距離は3万キロ、機材は4トン。最高視聴率は34.5%です。
 誰が勝ち残るかわからないので全員のチケットを取っていたため、キャンセル料だけで大変な額になると言っていましたが、私が聞いている話は、航空券を偽名でとって、勝者が決まってから変更するということでしたが。現在は偽名で予約など不可能になったのも、ウルトラクイズができない理由の一つです。あと、仕事を1カ月休むことになるため、挑戦者の会社とテレビ局の間で多数のトラブルがあったと言っていました。これは聞いたことのない話です。日本テレビはウルトラクイズを振り返るとき、そんなことは言わないでしょうし。

 次に1979年のヒントでピントです。中田敦彦が、スポンサーが象印ということだけ覚えていると言います。宮崎美子はデビュー直後に出て、象印製品をもらって生活が助かったそうです。ここでまたガッツ石松の話です。何をしているところでしょうかというモザイクのかかった映像を見て、セックスと答えたというのです。本当か? 都市伝説としか思えないのですが、テレビでこれだけ堂々と言うからには、裏を取ってあるんだろうな。

 次が1979年のクイズ100人に聞きました。第1回の映像があります。これの第1回が具志堅用高の家族と一般人家族の対戦だったことは覚えています。司会者がスタジオを歩き回ったり解答席にひじをついたり「あるある」と言ったり天の声が進行するのは、この番組から始まったということで、山里が、「この番組がなければ自分の仕事はなかった」。
 すでに0時43分になっていますが、ここで突然、巨大パネルがもう1枚現れます。まさかの2週またぎだったのです。この後、またガッツがセックス?

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2012年9月12日 (水)

クイズから考える(その1)

 100万円クイズハンターが単発番組で復活するそうですが、セットや音声やナレーションだけでなく、賞品も完全再現となっていますね。ということは、べに花一番とかホテル一富士の宿泊券がちゃんと出るのか。それにしても、今になってこんな企画が出るのは、「若大将のゆうゆう散歩」が不評だから?

 さて、「日本2.0思想地図β」の3号が出たのを記念したトークセッション「クイズから考える」が開催されました。論文の筆者がクイズ作家を招いて行うものです。観客はほぼクイズマニアといっていいので、ここに書くかどうか迷ったのですが(米原であったセブンワンダーズの「クイズで起業」講演についてもこちらのブログには書かなかったし)、見たいのに行けないという声を非常に多く聞くので、報告することにします。

 私にとってまさに因縁のジュンク堂書店池袋店。1年2カ月ぶりに来ました。意味が分かる人には分かりますね。4階の喫茶店が会場です。ジュンク堂のホームページを見る限り、このイベントは最後まで定員40人が埋まっていないように表示されていましたが、開始6分前からキャンセル待ちの人を入れています。
 見回すとクイズ関係者だらけです。顔を見たことがある気がするけど思い出せない人も多数います。開始予定時刻から5分遅れて主催者あいさつがあって始まりました。

 ドラちくマスターが入ってくるなり、ジュンク堂の社名の由来と、ユネスコの定義では本は49ページ以上と言います。そして筆者に対して「クイズ作家という職業柄わかるんですけど、あがってますね」。今回のトークセッションは、筆者が全然しゃべれず、クイズ作家の独演会状態になりました。あの論文の筆者が、大学を出たばかりのあんなおどおどした感じの人だとは知りませんでした。
 さらにネタとして、ナナマルサンバツの笹島のようにマイボタンをポケットから取り出します。「妻のはピンクで夫婦早押し機です」。免許を持っていないのにドラちくイベントで自動車のうんちくを述べた(それについては当ブログにも書いた)とか、武蔵大学で非常勤でクイズ番組についての講義をやっていたとかいう話をします。学生からは、ヘキサゴンはヤラセだろという質問があったそうです。この後、それはタカトシだろ。

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2012年9月11日 (火)

32回愛媛大会(その6)

 来年、高校生クイズの全国大会を変えるのに際し、「最強頭脳決定戦」の看板を下ろさないためには、エコノミクス甲子園の全国大会を丸パクリすればいいのではないでしょうか。ルールをおもしろくしつつ、勉強していて頭がいいというのは見せることができます。スタッフは学生クイズ大会だけでなくエコノミクス甲子園を見に来るべきです。「関係者の方ですか」とは言われないでしょう。

 それでは愛媛大会です。決勝の9問目は簡単な問題で愛光の最多枠が正解。次は「問題」と言っただけで松山西が押してしまいます。今年は全国でこれが多発しました。押し込みをやっているからか?
 10問目、沖縄の筆記で出た問題の数値を変えてあるだけです。今年はこの手の流用が目立ちます。いきなり32地区なんて言われたら問題スタッフもたまったものではありません。松山南の2年が正解します。
 11問目は世界史で最多枠が不正解。12問目は四字熟語で松山西が正解します。13問目「ロンドンブーツ1号2号の田村、サッカーの宮市、関ジャニ」で最多枠が押して「あつし」で不正解。14問目「フェンシングの」で愛光の2年が押して「太田たいき」で不正解。15問目、国体を略さずに言うとで愛光の1年が「国立体育大会」で不正解。マイナス2ポイントが2チームいます。

 16問目、プロ野球の問題で松山西が正解。17問目は四字熟語で最多枠が正解。18問目、また野球の問題で松山南の2年が王手になります。この地区は昔の高校生クイズのような問題しか出ません。
 19問目「3つのサイコロを振ったとき、すべて1の目が」で松山西が押して、ここも王手です。どうやって計算したかという質問に、「よく問題で出るんで」。昨年決勝で負けた同士の争いになりました。
 20問目、語源問題で、松山西のリーダーが勝手に押してもう1人が適当に答えたら正解。逆転勝利です。アームストロングが「ネタやる前、手を重ねてからやろうかな」。最多枠が「日常生活でも鈍感さを欠点として直していきたい」。
 バッジを落とした人がいると告知しています。先に気づいていれば手に入ったのに。

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2012年9月10日 (月)

クイズ番組の歴史(その2)

 この前の「ペケ×ポン」の1時間バージョンの話ですけど、16人ぐらいのトーナメントで、「○○と××は○○が勝った」というダイジェストが延々と流れて、川柳が2、3問しか出ませんでした。それでも、1時間地域のために番組を編集し直すという点ではフジテレビは評価できます。先週、「路線バス乗り継ぎの旅」は、テレビ東京だけ前の番組をつぶして18時半からにして、他のネット局はいきなり初日の夜から始まるという最低の編集でした。

 それでは「タカトシの時間ですよ!」です。1975年4月に始まったのがアタック25。こちらはアップダウンクイズと違ってパネルにも「テレ朝」と書いてあります。1984年に児玉清が休んで板東英二が代理をやったという話が出ます。当時、大阪でクイズ番組の司会を3本やっていたので呼ばれたそうです。「ノンストップゲーム」とか「THEビッグ」とかですね。
 次はぴったしカンカンです。自局の番組なので映像があります。ここで中田敦彦が「ぴったんこカンカンじゃないの」と言っている声が聞こえます。中田の世代だとぴったしカンカンを知らないのか。第1回で、三木首相のこの日の昼食を当てるという問題をやっています。実際にスタジオで答えます。そして問題文の空白のことを「ホニャララ」というのは久米宏が始めたという話です。あと、現在のぴったんこカンカンでもスタッフロールに「原案・秋房子(萩本欽一のペンネーム)」と出ているというのは知りませんでした。

 次はクイズダービーです。映像があるのですが、オープニング前の「ロート、ロート、ロート」が流れるのです。まさかスポンサー名の部分を使えるとは。宮崎美子が出ていた時代です。一般人にボカシがかかっていません。
 宮崎によると、はらたいらがあまりに当たるので、あるとき、あの問題はなんで答えられたのかと聞いたら「先月号の月刊僧侶に載ってた」と答えたそうです。月刊僧侶というのは、スタッフのインタビューでもよく、ネタの宝庫として話題になっています。つまりスタッフが問題のネタにするものをはらがつかんでいるため、ものすごくできるように見えるという、今の高校生クイズと同じ構図なのです。
 1986年、1問目ではらたいらに全部賭けたのは誰という問題が出て、CMになります。正解はとんねるずで、大橋巨泉が激怒して未遂に終わったそうです。あと、山里が、ガッツ石松は自分が解答席にいるのにはらたいらに賭けようとしたという話をします。本当か? この後、さらにガッツの話。

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2012年9月 9日 (日)

高クイとエコ甲の裏

 東大寺学園の文化祭に行ってきました。クイズ研の早押し機のボタン押し音が高校生クイズに近い。それにしても、この機械をクイズコミュニティのコネがないと入手できないというのが、一般人がクイズにアクセスできない現状を表しています。

 今年も部誌が配布されています。自作問題の他にオープン大会の参戦記が2本、そして高校生クイズとエコノミクス甲子園があります。29回のラ・サールの人が高校生クイズのアルバイトをしているそうで、「おっ、にっくき東大寺じゃん」と言われたそうです。
 1回戦の10問終了時で東大寺学園がトップだったということも知りました。最終的に番組側がプッシュしない学校だと放送しないということですね。1回戦のリハーサル問題は、司会者が映って、この人の名前を漢字で書けというものだったそうですが、かなりのチームが名字を間違えたらしい。実はこの冊子でも、司会者の名字が全部間違っています。というか、これだけ名字を間違えられているテレビ出演者も珍しいのではないかと思います。クイズ関係者の文章でも軒並み、桝アナのことを枡と書いています。
 高校生クイズについては、宿での話の方が長い。それについては特に書きません。

 そして関係者の方ですか、関係者の方ですか、第6回エコノミクス甲子園全国大会ですが、主催者側が非公開にしていたクイズの内容がわかりました。第1ラウンドは「クイズ・銀行員さんに聞きました」。地銀関係者15人が2択のアンケート問題に答えて、どちらの答えが多いかを当てるというものです。1問5点で10問です。筆記クイズは50分で4択25問、用語を答えるのが15問、論述が5問です。4択と用語は正解で2ポイント。4択の不正解はマイナス1ポイントです。そして論述は1問につき4点満点です。

 なお、文化祭は9日もやります。私は行けませんが、後夜祭の、○×クイズで生き残った人が問題を作るという企画が気になっているのですが。

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2012年9月 8日 (土)

親に向けた地区大会番組(その5)

 「スマートモンキーズ」が初めてゴールデンで放送されましたが、基本的に深夜でやっているのと変えないようにしていました。だから結構安っぽく見えたかもしれません。一部地域では1時間でしたが、2時間バージョンとちゃんと得点表示を変えてあって、編集に不自然なところがありませんでした。数カ月前、「ペケ×ポン」の川柳トーナメントでは、1時間バージョンは番組の体をなしていませんでした。ただ、「生野陽子のお説教TIME」をゴールデンではなぜやらない。演出的にはあれが一番おもしろいと思うのに。

 それでは近畿大会の番組です。CMが明けて京都の決勝になりますが、短い。一方で大阪は早押し問題を淡々と流します。そして今回のメインは兵庫です。
 兵庫は書き問題も放送します。そして早押しの大半の問題を見せて、関西学院と灘が6対6になったところで、淳心学院が失格になるところを放送します。本来なら淳心学院を映す必要はないのですが、ここから全部の問題を放送するため、淳心学院が突然いなくなったことを説明しなければならなくなったのです。灘が不正解で休みになって、次の問題で関学が押したところでCMです。CM明けで関学が不正解になって、さらに灘の王手でない方が正解するところまで放送します。灘が決定したとき関学は休みでなかったことを言いたかったのか。

 代表チームが銀シャリと天竺鼠と記念写真をとるところは全チーム流します。そして開始56分で全国大会の内容です。「知のアスリート」として映るのが開成、灘、ラ・サール、横浜雙葉ですが、2ページ目として麻布、慶應義塾、洛南、東大寺学園です。ここは関東にはなかった部分です。そして「公立も大活躍」として浦和、船橋、札幌南が映ります。こちらの方は動く映像です。あとは問題とタレントが驚くところ。
 来年、近畿大会の番組は「知のアスリート」というつくりをして、全国放送で裏切られたらどうするんでしょうか。

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2012年9月 7日 (金)

32回愛媛大会(その5)

 昔のクイズ番組の話で思い出しましたが、「連想ゲーム」は、不正解だとピンポンと鳴るという画期的な番組でしたね。

 それでは愛媛大会です。決勝に残った愛光の最多枠は2年生。愛光はこれ以外にも2年生と1年生のチームがいます。松山西中等教育の3年生チームは昨年も決勝に出たそうです。そして松山南の2年生チームも昨年決勝で負けています。松山南には3年生チームもいます。
 ルール説明で、間違えるとマイナス1点かつ1回休みと言うと、アームストロングが「マイナス1点だけでいいんじゃないですか。僕がまた地団駄やりますから」。

 1問目、「月日は百代の過客にして」で松山南の昨年決勝が奥の細道を正解。アームストロングが「まだ日本語しゃべってなかったですよね」。今年は全国大会だけでなく、すべての地区大会でもタレントによるこの演出が用いられていたわけです。
 2問目「中央市は山梨県。では四国中央市は」で松山南の3年が正解。これ、レベルの高い県なら中央市の方を聞くと思います。3問目、基本的な問題で最多枠が正解。4問目、世界地理の基本的な問題で松山西が正解します。

 5問目、「3の2乗は9。では3のか」まで聞こえますが愛光の1年が27と答えて不正解。階乗を聞く問題は何回出たでしょうか。6問目、小学校で習う地理の問題で松山南の昨年決勝が正解です。
 7問目、去年のプロ野球で日本一になったチームという問題で、愛光の2年がロッテと答えます。今の高校生クイズでこんな問題が出ると新鮮です。8問目、漫画の問題で松山南の3年が正解。この後、また同じ問題。

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2012年9月 6日 (木)

クイズ番組の歴史(その1)

 「タカトシの時間ですよ」の「あなたの知らないクイズ番組の歴史」。内容が非常に充実していました。
 プレゼンテーション役の山里亮太が、クイズと関係ないと言われて、「スッキリ!」と「TORE!」のナレーターとしてクイズを出していると言います。他局では両番組の声が自分だと言っていいのか?

 1953年2月1日に日本のテレビ放送が始まって、2月20日には日本初のテレビクイズ番組です。板東英二がジェスチャーだと当てます。ここで、ジェスチャーのやたら長い問題を実際にやってみます。「足や手がだんだん出てきたのでフラダンスの練習をしているオタマジャクシ」。「置いといて」というジェスチャーをやるのもこの番組からといいます。

 次はアップダウンクイズです。パネルには毎日放送と書いてあるのに、画面に出る文字はTBSになっています。板東英二が2回出たことがあると言うと野沢直子が「やっぱり野球やってなかったでしょ」。宮崎美子も番組15周年大会のときに、素人ととして出たと言います。しかし正解3問で3000円しかもらえなかったそうです。
 板東が、ガッツ石松がわからないと言って勝手にゴンドラを降りてしまったという話をして、山里が「なぜ私のオチを先に言ってしまう」。さらに宮崎が、野田首相も学生時代に出てハワイに行ったと言って、山里「私を上回る情報を出さないでください」。ハワイ旅行獲得者にレイをかけるときに、パンチラが見えるのが話題になったそうです。これは聞いたことがない話です。

 次はタイムショックです。板東は田宮二郎時代に出て8問正解だったそうです。「今何問目」「アメリカの総理大臣は誰」「心臓と肝臓、毛が生えているのはどっち」といった問題について。ベルトクイズQ&Qでは、さくらももこの祖父が出たという話で、この回のちびまる子ちゃんの映像が出ます。よくこれが使えたな。この後、なんとその映像が流れるとは。

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2012年9月 5日 (水)

クイズ企画いろいろ

 9月3日に朝刊を読んだら、宝くじの敗者復活番号が載っています。これで気づきました。毎年9月2日に日本テレビ系で放送される宝くじの日特別番組がありませんでした。調べたら、去年すでになくなっていたのか。始まったのは1983年です。日本テレビは、同じ1983年に始まった、固定スポンサーがつく毎年やっている番組を大切にすべきです。ここ数年、スポンサーの意向を無視した内容になっていましたが。

 先日これを書きました。

――――(ここから)――――

 ナナマルサンバツの4巻は4日に出るということでしたが、すでに店頭に並んでいますね。巻末に例会のペーパークイズが載っています。自分で解いてみたら、ストーリー上は5~6位ぐらいになる点数でした。実際にやったらどうなんでしょうね。

――――(ここまで)――――

 作者に対して自分の点数を報告するツイートが結構ありますが、意外とできないんですね。みんな20点台ぐらいです。私は御来屋に勝ったことを自慢していいんだな。

 月曜日の朝日放送の「ごきげん!ブランニュ」で、元ボクサー4人がアタック25をやっていました。以前にも番組でアタック25をやったことがありますが、今や司会も出題者も社員なのでやり放題です。しかし、正解が出るまで何回でもボタンを押してよかったり、各人1回だけ取ったパネルを変更できたりと、真剣勝負の感じはしませんでした。十二支を答えろという問題で、字幕の「未」だけ「羊」になってたし。

 昨日の「リンカーン」ではクイズダービーをやっていましたね。あれだけの大物お笑い芸人がそろっていて、みんな真面目にクイズに答えていました。笑いを取ることが目的の番組であっても、「クイズ」に関してはちゃんとやらないと視聴者が納得しないということですね。教科書クイズ番組でも、出演者はスタッフから「ボケるな」ときつく言われるそうですからね。

 今夜の「タカトシの時間ですよ!」はクイズ番組の歴史についてやるようです。どうもかなり本格的な内容のようで、見ておいた方がいいと思います。

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2012年9月 4日 (火)

受験勝者の象徴

 先週、ホールドオンの再放送がなくて、今週もホールドオンの再放送がなくて、調べたら来週もホールドオンの再放送がありません。それで番組ホームページを見たら、再放送の記述が消えています。再放送が廃止されたのです。なぜ今まで再放送していたのかというのが不思議ではありますが。

 この時刻のNHKといえば、昨夜の「おやすみ日本 眠いいね!」。視聴者からの眠れないメッセージに「息子の言ってることが難しすぎて、もうよくわかりません」というのがありました。福岡県の主婦です。18歳でできちゃった結婚。夫は塗装工です。センター試験というものが存在することさえ知らなかったそうです。ところが、その息子が独学でラ・サールに入学。東大を受けるそうです。「高校生クイズにも出ちゃいました」。そして、視力検査のことをランドルト環がなんとかと言ったり、オリンピックのメダルとノーベル賞の両方を取った人の名前を言ったりして、まったくわけがわからないというのです。これ、完全に高校生クイズ対策をしている息子ですね。高校生クイズに出ちゃいましたというのは全国大会に出たという意味でしょうか。そして、受験の頂点にいることの象徴は「高校生クイズ」であることをNHKでさえ認めているのです。来年以降もそういう存在であり続けるかどうかはわかりませんが。

 高校生クイズの視聴率が落ちましたね。津波注意報といった想定外の要素もあったものの、10%をギリギリで超えるというのは、この番組の場合は惨敗と言っていいと思います。どんなに番組内容に批判があろうと、視聴率の数字さえ増やせればいいということで相当無理なことをしながら突っ走ってきたわけですから。このところ、局の担当者が、今の形式にしていかに人気が出たかということをよくメディアで発言しています。それだけでなく、番組関係者がミクシィやツイッターで、これだけの番組を作っているのにネットでは文句を言ってくるヤツらばかりというようなことを書いているのもこの5年で何回も見ています。私は、なるほど、視聴者の声を聞く気はないのかと思っていました。有権者が政治を動かせるのは選挙権の行使だけだといわれますが、我々視聴者が番組に対して意思を示すのは、見ないで視聴率を下げることしかありません。これまで視聴率が高いからこの企画を続けてきたのですから、来年は手のひらを返したように違う内容になるのではないかと思います。それとも、知の甲子園の頂点を目指すアスリートが継続的に努力できるように、今年と同じ番組にする根性はあるでしょうか。

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2012年9月 3日 (月)

タイトルの真ん中に記号が入る番組

 今日、朝日放送で「芸能界!日本語トーナメント ボキャブ☆ラリー」という番組をやっていました。一言で言うと、全編しりとりなのですが、非常によくできていました。ナレーターは垂木勉で出演者も東京っぽいものの(小藪千豊を除く)、関西ローカルというのが信じられません。おそらくそのうちテレビ朝日でも放送すると思います。
 おもしろいのは、途中、あやふやな解答に対して収録を止めてスタッフが調べるところが何回か映ります。また高校生クイズ作家が担当しているではないか。この人、関西ローカルの仕事が多いな。そして優勝した宇治原には賞品ではなく「頂上決戦」があります。町田健と対戦するのです。金田一秀穂と宇治原と町田健が絡むしりとり対決ってテレビでやるのは何回目だ。

 関西ローカルといえば、関西テレビの「クイズ☆ギリドメ」もやっていました。吉本がイギリスのフォーマットを買ったそうですが、予想外におもしろい。ルールは、ある映像が流れて、それが終わるまでに多答問題に答えます。ボタンを押したところで解答権が終わるのですが、押さずに映像が終わりまでいってしまうとドボンになって点数が入りません。どこが映像の終わりか判断しなければいけないのです。映像の選び方と多答問題のレベル設定が非常によくできていました。そして、青い高校生クイズボタンが使われているクイズ番組を初めて見ました。

 関西テレビといえば、今夜の「ほこ×たて」では、対決のテーマにちなんで、オープニングでニュートン算というものの文章題が出ました。有名進学塾が出てきて、ここの生徒はこの難問をものの3分とたたず10人全員が正解と言います。スタジオでも出演者が口々に「問題の意味自体がわからない」などと言って、菊川怜だけが「簡単」と言います。ところが、3分どころか5秒で答えられる問題です。東大タレントと認定されている人以外は、この問題がわかると言ってはいけないのか? これが解けないような頭で芸能界で生き残れるわけがないだろ。しかもこの問題がわかるかどうかは本題の対決には全然関係ありません。
 今、テレビ界ではタレントがこういう勉強問題をわからないわからないと騒ぐことで解ける人を持ち上げるようにしないといけないのか。まさにその代表格が金曜日にやっていた高校生の出る番組で、いまやあらゆるところでこの演出が流用されて、わからないと言うためだけに起用される芸能人が蔓延しています。タレントが全然わからないと言うのはともかく、竹内薫が「これは高校生レベルをはるかに超えてますね」と言うのはおかしいだろ。この問題が高校で習うことを使って解けるのを本当にわかっていないなら科学ジャーナリスト失格です。漢文でも「現代の中国人でも読めない」と言っていましたが、現代の中国人は読めなくても日本の高校生は学校で習うから読めるのです。よく、なんで計算問題の解法を説明しないのかとか、データ放送で出せとかいう意見を見かけますが、解法を見せたら番組の趣旨に反するからです。クイズ番組であるにもかかわらず、クイズ問題ではなく「なんかすごい問題を解いている」という風景を見せたいだけですから。

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2012年9月 2日 (日)

今後はどうなる

 ナナマルサンバツの4巻は4日に出るということでしたが、すでに店頭に並んでいますね。巻末に例会のペーパークイズが載っています。自分で解いてみたら、ストーリー上は5~6位ぐらいになる点数でした。実際にやったらどうなんでしょうね。あと、先月の連載分まで単行本に収録されています。このため、今月出る号を読まないと、「ミ」だけで押した意味が半年はわからなくなります。

 土曜日の朝に日本テレビ系で、南海放送制作の俳句甲子園の番組が放送されていました。ナレーターが立木文彦で、絶対王者の開成が史上初の3連覇なるかというので、東大、東大であおりまくったVTRをつくっています。時刻を12時間間違えたかと思いました。結局開成は決勝で負けたのですが、得点表示の字幕などもどこかの1対1早押しにそっくりです。

 高校生クイズの応募のときにメールアドレスを登録した参加者にはアンケートが届いています。おもしろいのは、高校生クイズの地区大会が何と重なると参加できないかという項目(部活とか模試とか高校野球の応援など)と、予選開催日時が、11時からと15時からとどちらが参加しやすいかというものです。来年は非河合塾大会は15時からになるのか? そもそも現在の開始時刻がこんなに遅くなったのは、総合演出のインタビューによると、午前中に部活などをやってからでも参加できるようにするためだそうです。そこまでやらないと出てくれない状況です。
 実際は、各地区で勝ち残る特定の何チームかは最初からわかっているのですから、出ても無駄という認識が広がる限り、参加者数の問題は解決しません。さすがに参加者も5月の事前番組にはだまされません。もう今年あたりになると、最初からクイズが目的でない人と全国大会の対策をしている人とそれぞれが来てくださいと開き直っているようにも見えます。
 私は今年の番組を見て、さすがにそろそろ視聴者が飽きて視聴率は落ちるだろうと考えています。ただ裏番組が過去に例を見ないほど強くなさそうなので何ともいえません。昔はフジテレビが都はるみ引退特番とか「オレゴンから愛」スペシャルとか30%近くとれそうな番組をぶつけ続けたのが懐かしい。視聴率が取れているから今の路線が続いているのであって、数字が急降下しても同じ全国大会をやる信念はあるでしょうか。全国を狙う高校生は、ルールも問題内容も全部同じと考えて対策しているようですが、来年は裏切られるかもしれません。だから参加者も視聴率を気にしておかなければいけないということですね。

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2012年9月 1日 (土)

日本文化としてのクイズ

 昨夜のTBSラジオの「LINDA!」のテーマは「高校生クイズの全国大会に出場した人と話したい!」でした。該当者3人に電話がつながって(放送後にもう1人、ポッドキャストになっている)、アンタッチャブル柴田が動物クイズを出します。高校生クイズって他局が年中行事として取り上げるほどの地位を確立しているイベントなんですね。

 さて、長く書いていませんでしたが、「日本2.0思想地図β3」をすでに読んでいます。クイズに関する論文の内容を紹介します。
 そもそもクイズは、アメリカが戦後占領政策の一環として持ち込みました。民主主義を普及させる手段としてクイズ番組が有効と考えられたためです。しかし日本ではクイズはアメリカとはまったく違う形のものになりました。
 ウルトラクイズによってクイズ研究会が隆盛になり、終了後にクイズ王ブームになる。そしてクイズマニアがスタッフ側にも入ることによる「共犯関係」と表記しています。つまり、ものすごく難しいようでいてクイズマニアが答えられる問題がわかっているので、超人的クイズプレーヤーという演出が可能になるのです。その中核がベタ問です。クイズプレーヤーの間では、暗黙のうちに共有するベタ問のデータベースがあります。これはクイズのコミュニティの外にいると接触できないものです。そしてもはや、クイズはテレビで万人に見せるようなものではなくなるのです。
 したがって、クイズがマニア同士で公民館などでやるような競技に矮小化されるのは必然の流れです。一方でテレビで通用するクイズは、極めて簡単な問題に答えられないおバカタレントを見せることと、学校で習ったことを出題するものだけになります。そしてテレビから離れマイナーなものになったクイズは、ベタ問データベースの把握を前提にした者たちにより、スーパーアクセント押しや勝負押しをして答えを当てるものになっているのです。
 この論文の主題は別のところにあるのですが、これは単にクイズの話をしたいところ、この本に載せるために無理やりこじつけたものと思われるので一切触れません。

 こうやって考えると、クイズマニアだけのローカル競技を改めてテレビの場で見せ物とするために、学校の要素を持ってきて、「このクイズができることは東大に入れることで、すなわち社会的に成功することだ」という理屈をつけて親の興味を引くことに成功したのがあの番組だということがわかります。

 ところで、上記の論文を読むと、当ブログまたは私がウィキペディアに書いたことを引用しているところがあります。

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