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2011年12月31日 (土)

頭脳王

 朝日放送の「むちゃぶりカジノ」という番組の予告を見ました。宇治原が町田健と漢字しりとり対決をするそうですが、以前TBSでやった「殿の決断ショー」で、金田一秀穂と町田のしりとり対決があって、さらに勝った金田一と宇治原のしりとり対決がありました。こんなすごいパクり方をするか。将棋の対局みたいにする演出もそっくりです。しかも番組全体でいうと「ウルトラマンDASH」のパクリですね。

 さて、「頭脳王」です。高校生クイズのスタッフが作ったとは聞いていましたが、高校生クイズそのものではないか。出場者が高校生でもチーム制でもないというだけで、番組は高校生クイズです。1985年以来の年2回の高校生クイズが復活したといえます。当時とは似ても似つかないものになっていますが。セットとか音声とか画面の文字とか、司会者は1問ごとに「問題」と言うだけで問題を読まないとか、あそこまで高校生クイズとして作ってくるとは思いませんでした。
 ただ、違いは高校生クイズで出る学問バリバリの問題に交じって、とんちとかスポーツの問題も含まれていたことです。おそらく今回の出場者の中には、経歴は番組的に申し分ないが、いわゆる競技クイズの経験のない人もいると思われるので、そういう人も対等にするには高校生クイズのような問題だけではまずいのでしょう。対等という意味では、準決勝などものすごく難しくてその分野の専門でないと答えられないような問題が出ていましたが、各人の得意分野が順に出るように調整していましたね。問題が難しいという演出を見せたいが、そしたら誰も正解できなくなってしまうということで、こんなことになったのでしょう。
 決勝は1人対1人で答えるからか、むしろ問題のレベルを下げているように感じられました。私は高校生クイズのときよりかなり答えられました。同工異曲ってあの番組の決勝で出るようなレベルの問題か? 萵苣という問題が出てましたけど、私は苣という字を、実家のすぐそばの苣原(ちしゃはら)という地名でしか見たことがないので答えられました。

 それにしても、あのあおりフレーズ。解答者を呼ぶとき、名前ではなく「東大医学部の天才」とか言うってどういうことだ。しかも、あおる内容は徹底的にワンフレーズ化して、高校生クイズの知識サイボーグ以外は高校生クイズで上位になったことを一切言わない(知識サイボーグがワールドクイズクラシックで優勝したことはもちろん言わない。これって「所詮高校生レベル」と言われたことへの意趣返しか)。全国模試1位は東大生であることを言わない(私は「東大に落ちたんだっけ」と高クイ事前番組で確認してしまった)。8カ国語に精通とか東大法学部首席とかどこまで本当なんだか(東大は法学部だけは卒業式で代表して卒業証書を受け取るのは成績1位と決まっているといわれているが、事実かどうかはっきりしない)。おそらく出場している当人が一番恥ずかしい思いをしていることでしょう。
 私の思ったこととしては、来年の高校生クイズもこういう人だけ集めてやるので、予選に来る一般の高校生は数合わせですと言われているようで、いやな感じがしました。冬にこの番組をやるのなら、高校生クイズで同じことをやったら飽きるから、高クイは元に戻せと言いたい気もしますが。私は、今回の頭脳王は枠の関係もあり、高クイのような視聴率は取れないと思っています。

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