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2011年10月18日 (火)

問題で演出

 駅のポスターで見たところ、今度の土曜日に武蔵野大学の学園祭で福澤朗講演会があるようです。「今、こんなリーダーが必要だ~成長するためのチャレンジ精神と心をのせたコミュニケーション~」このテーマではクイズの話は出ないかな。

 前回の京急の話の続きで思い出しましたが、飛行機のマニアは、JALグローバルクラブとかANAスーパーフライヤーズクラブの資格を得るために用もなく飛行機に乗りまくる「修行」というのをやります。しかし以前、JALやANAの客室乗務員らと話したとき、修行の概念をまったく知りませんでした。職場とするのとマニアとして接するのでは、そもそも物の見え方が違うということです。最近のアニメなどでは、スタッフが想像しないようなことをマニアが勝手に見出してくれるように、わざとわかりにくい作りにしたりしますけどね。
 で、この人たちすごいと視聴者に思わせるためには、どんな問題を用意するかが重要です。「TVチャンピオン」はそれが非常によくできていたと思います。「文房具通選手権」で、上から消しゴムのカスが降ってきて、何という製品か当てるというのがありました。カスにある特徴がある消しゴムというのをスタッフが見つけてきて出題することで、視聴者には「カスで消しゴムがわかるのか!」という驚きを与えられます。その点でいうと、京浜急行でレールが3本ある区間がどこかなどというのは京急関係者には常識だろうから、答えても「すごい」とは感じませんでした。
 最近の「タイムショック」を見て思うのは、問題による難易度の差が激しいということです。出演者がパーフェクトを達成しても、そういうときは私もパーフェクトができます。パーフェクトを達成できるような簡単な問題のセットにたまたま当たったということで、「出演者がパーフェクトをとってすごい」と感じられません。昨日のプレッシャーSTUDYは明らかに難易度設定を間違えていて、難しすぎて盛り上がりません。途中、ここを正解すれば史上初のコールド勝ちで番組の尺が余りまくるという場面で宇治原が間違えていましたが、「眼光紙背に徹す」を知らんか? その前の方が全然聞いたことのない言葉が出てきて、10番で突然簡単になったと思っていたのですが、まさか番組のことを考えてわざと間違えたということは…。

 月刊少年マガジンの高校生クイズ連載の単行本が出ました。

 作者が書いているところでは、高校生クイズの漫画を描くという話が来たのが1年半前。それからネームに1年かかったって、本来は第30回のときにやるはずの企画だったのか! そして作者は30回の関東大会と31回の全国大会決勝に来ていたそうです。「ナナマルサンバツ」の作者もエコ甲の観戦排除のりそな銀行予選に入れるし、私もクイズを題材とする漫画を描けば入れない収録会場に行けるのか。

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コメント

 はじめまして。貴ブログは毎日拝見しております。特に枕の部分がクイズ番組について切り口鮮やかで、毎回興味深く読んでいます。
 クイズ回答者を賢く見せる演出にはいろいろあるのですね。これが下手だと、実力あるクイズプレイヤーでも馬鹿に見えてしまいます。失敗例の一つが「FNS1億2000万人のクイズ王決定戦!」で、誤答・スルーが多く、その度に司会者が問題についてお茶の間感覚でだべるシーンが長く流れるので、私には回答者がクイズに強いとはとても思えません。
 タイムショックSPの難易度のばらつきは私も気になっていました。余談ですが、以前見たある回では1セットのうち最後の12問目が絶対パーフェクト出来ないように非常に難しい問題になっていたことがありました。
 Qさま!は、出演者のクイズレベル向上に視聴者が付いていけずその支持を失った1990年代のクイズ王ブームの二の舞を演じなければいいのですが。

投稿: にっしー | 2011年10月19日 (水) 10時25分

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