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2011年4月19日 (火)

東大がすべての事前番組(その2)

 日曜日の「シルシルミシルさんデー」は、いかにも編成から急に2時間埋めろと言われて作ったような内容でしたが、企業特集のコーナーは、子どもに夢を与えるために、はたらく車を取り上げるというもので、クレーン車などが出てきました。しかしもし、クレーンが子どもたちに突っ込んで6人が死亡というニュースが1日早く起きていたら、この放送はいったいどうなっていたのでしょうか。

 それでは事前番組です。展望室には河合塾の本郷校舎長もいます。東京大学に合格するためには120%の力を出さなければいけないなどともっともらしく言います。

 VTRに戻ると、今度は浦和の人です。昨年決勝で開成と3時間の激戦とあって、「2位じゃだめなんですよ」のセリフが放送されます。本人へのインタビュー。「親に金を出してもらうのだから、大学へ遊ぶために行っても意味がない。東大なら純粋に学問ができる」とのことです。都内の青果店に勤める父親の映像になります。父親が神社で合格祈願するところも映しています。
 場面は試験後になって、「だいたい予想通り。失敗はない」。ここでCMです。

 参加者募集CMが「高校生クイズ&スーパーお笑いライブ参加者大募集」。つまりお笑いライブは高校生クイズではないということか? お笑い目当ての頭の悪い高校生と、全国大会で映す高校生を完全に分離していると宣言しているようなものです。今回の事前番組も、今週は東大を受験する全国大会出場者ばかり集めて、来週は水樹奈々とお笑いタレントで頭数だけそろえようという明確な線引きが見られますし。

 CMが明けると旭川東の人になります。「決して全国トップクラスの名門校ではない。東大を目指す生徒自体がほとんどいない」。なぜかこの番組は、旭川東を有名進学校と認めたくないらしいのです。
 チームメイトが「彼は努力の天才なんです」。本人のインタビュー「法律家になって今の社会構造を変えたいと思っています」。ある1人の人物が法律家になることで社会構造が変わるかということは、世の中をもっとちゃんと見てほしいと思いますが、高校生レベルでそういうことを考えるのは仕方ありません。再びナレーション「無名の公立高校から東大合格の栄光を勝ち取ることができるのか」。実はこの後、旭川東は名門ではないと番組側が強調する場面がさらに現れます。

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