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2009年3月 7日 (土)

高クイに金を出す

 1月に、鉄腕DASHの再放送で最後のVTRに、セクハラでいなくなったアナウンサーの実況があったと書きましたが、この番組の最初の実況もそのアナウンサーでした。

 12月に「財部ビジネス研究所」でテレビ局の経営危機について取り上げるというので見たら単なる横澤彪との対談だったということを書きました。
 「ムーブ!」の最終回で、今度こそ財部誠一がテレビ局の経営問題を正面から取り上げていました。放送局の広告収入が激減しているのに、いまだに大半をそれに依存しているビジネスモデルに無理があること。そして派遣切りの問題をあれだけしつこく報道していたが、放送局自身がそれをやっていて、どの口で言えるのか。特に放送局の社員と外部の制作会社とでは給料にこれだけ差があって、経費節減のためにまずやらなければならないのは社員の給料を大幅に下げることだとまで言っていました。まさにムーブの最終回だからこそ言えることです。きっと動画サイトにこのコーナーがアップされまくるに違いない。
 財部が言うには、テレビの広告効果を正確に測定することは今までまったくできていないということです。そもそも企業の活動形態を考えると、今までテレビ広告にこれだけの比率の金をつかってきたこと自体がおかしかったといいます。そして、視聴率など関係なく、内容の優れたテレビのコンテンツになら金を出すという経営者をいくらでも知っていると言っていました。ところが「ムーブ!」とTBSラジオの「ストリーム」が同時に終わることが象徴的ですが、非常にコストをかけて良質な番組を作って評価が高いのに、金がないのでやめる。それでコスト削減で質の悪い番組だけが残るわけで、さらに広告がとれなくなるという悪循環です。4月からTBSと日本テレビで平日の19時台の帯で生番組が始まりますが、おそらく視聴率的には惨敗して1年後にやめるとなったときに、どうすればいいのでしょうか。もう一度経費のかかる番組を編成することなどできないと思いますが。

 高校生クイズはいくら視聴率が下がっても、ライオンが番組の価値を認めているからずっと続いています。それがあんな「東大、東大」で一時的に視聴率を上げてもライオンは喜びません。ライオンの製品を使ってもらうのは東大に入る人だけではありません。そういう点からも、昨年のような全国大会はできないと考えています。少し前までは、高校生クイズの視聴率が極端に低いと他の番組のセールスにも影響するから番組をやめたいだろうと思っていましたが、今のような大不況になったら、局にとって、高校生クイズをやるなら金を出すというライオンは神様のような存在です。

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