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2008年3月18日 (火)

解答者はタレント

 小倉本のアフィリエイトを張ったら、何冊も買われているようです。改めてじっくり読んだら、なぜ福留は冷たく見えるのかというようなことも書いてありますね。
 この前、視聴者参加クイズがなくなった理由について、私と同じ意見と書きましたが、それについてくわしく説明しろというメールが来ました。

 小倉の文章では、「自分もぜひ参加したいという意欲や、この人に勝ってほしいという個人の思い入れというのが、一般の人に託すよりも、タレントさんに託すほうが楽で面白い、という感覚に変わってきているのだと思います。また、制作側にすれば、一般の素人よりもお笑いタレントのほうが乗せやすいので、演出しやすいということもあります」となっています。
 かつては「スター」が出るテレビに、一般視聴者もクイズ番組には出られたわけですが、おニャン子などが転機になって、タレントが隣のお姉さんのようになって、テレビ全体が総視聴者参加型になった。つまり、タレントが一般視聴者と同じレベルになっているというわけです。これは私の考えていたことと同じです。例えば「ためしてガッテン」のゲストって、芸をすることを求められているわけではなく、番組で発表される内容を見て驚いてもらえばいいのです。つまりテレビの前の視聴者と役割は同じです。そういう状況になれば、一般人はリアクションがおもしろくないが、タレントは喜怒哀楽がはっきりしているので、テレビはタレントを起用することになるというのがこの本の主張です。

 小倉の表現では、ウルトラクイズで、勝つ喜び、負ける悲しみ、罰ゲームをやられる恐ろしさを出すためには、スタッフがポンプで空気を送り続けなければならない(必死になっていろいろな演出をやり続けなければならないという意味ですね)。しかもそれはウルトラだからできるのであって、スタジオで撮る30分の番組ではそのような喜怒哀楽や個性を引き出すために時間をかけるのは難しい。タレントはそういう状況をつくらなくてもオーバーに喜んだり悲しんだりして、笑わせどころも心得ているので、制作者には使いやすく視聴者には共感しやすい、というのです。

 それでは高校生クイズはどうなっているのかというと、挑戦者に共感できることを表現しようとしているようですが、その方向性が違うのではないでしょうか。全国大会の最初は一気に落として後半で少しずつ落としてそれをやろうとしたが、クイズが多すぎて結局表現し切れないとか、亡くなったおばあちゃんとかいうネタを出してくるが、それ自体が陳腐で別に共感できないとか。私は何度も書きますが、いきなり全国大会の50チームで番組が始まるところ自体が共感できません。最も感情の落差があるのは全国大会に行けるか行けないかというところであって、予選で負けるチームをもっと映してほしい。初期の番組は実際にそういうつくりになっていました。第1回のオープニングでおそらくYES−NOクイズで負けた女子が「東京が何よ」と言っているのが映っていますが、こういう演出は今ではないでしょうね。

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コメント

大前さん、おはようございます。
私も今の高Q全国大会の構成(番組の流れと言うんでしょうか)に納得がいかない部分があります。以前まではたくさん時間を取って多くの大会の模様を見せていた覚えがあります。それがダイジェスト的な扱いになって気がつけばいきなり大きなスタジオで第1回戦…どういう経緯で彼らが勝ち進んだかを見せることも高Qの魅力ではないかと思いますね。

今年の大会はどうなるのでしょうか。
まだ春先なのに、そればかりが頭をよぎります。

投稿: nuno | 2008年3月19日 (水) 08時16分

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