« 信州ウルトラクイズ(その1) | トップページ | 日本人の質問(その9) »

2006年2月19日 (日)

信州ウルトラクイズ(その2)

 東京の築地市場の移転について、これまで反対してきた中央区が容認に転じたそうです。それがどうしたのかというと、移転先の空き地は、19回の全国大会の準決勝をやった場所です。
 それでは長野オリンピック会場でのクイズの続きです。

−−−−(ここから当時の引用)−−−−

舞台の上には、本格的な解答席が6台用意されました。得点の電光表示もついて
いて、本物のウルトラクイズより立派です。現時点での参加者は100人ぐらいいる
ようです。どこかで見たような気がする、いわゆるプロの司会者が登場します。
「10万円が欲しいか!」なんと優勝賞品は現金10万円であるということを初めて
知りました。それにしても、この○×クイズは難しい。私は高校生クイズの問題なら
全知を傾けて正解する自信がありますが、今回のような企画の場合、「問題制作者の
レベルがどの程度低いか」を見極めて、それに合わせた答え方をしなければなり
ません。高校生クイズなら番組の質を保つためにこういう問題文やこういう解答は
決して出ないという法則があるのですが、素人が問題をつくるとそうはいきません
から。

正解はビッグハットの大画面に表示されます。しかも、カメラでとらえた映像に
重ねて○や×を出すという、本家のウルトラクイズでもやっていない演出です。結局
2問目で失格しました。「○○の1位は長野県ですが、2位は○○県である」という
形式の問題で(高校生クイズでは出ないな)、これで間違えたのは結構恥ずかしい気
がしますが、出題者のレベルを読み切れませんでした。すべての問題が長野県に関係
あるという制約のために不自然な問題もありますが、全体として、かなりまともな
ところが問題制作にたずさわっているようです。早押し機といい、このクイズを企画
した側は本気でやっています。

この手の○×クイズにある、全員が同じところに行っていつまでも決まらないという
のもまったくありません。残りが27人になったところで、決勝進出の9名を賭けて
3ポイント先取の○×クイズをやるということになりました。札が配られます。
ところが1問目で圧倒的多数が正解すると、その問題の不正解者はその場で失格に
なりました。3問で決まったのが6人。2問目で間違えた人はなぜかそのまま参加
できて、逆転して9人の中に滑り込んだ人もいました。

しかし早押し機が6台しかないのは最初から見えています。ここで司会者が「実は
あと3人落とします」。本家のウルトラクイズのような奇襲クイズを狙ったの
でしょうが、この演出は疑問です。最初にちょうど6人決まっているのにわざわざ
あと3人合格させて、また○×クイズで3人だけ落とすというのですから。ここで
落とされた3人、なんと全員に賞金3万円(と副賞)が与えられるというのです。
この段階で3万円とは、なんと豪華なイベントなんでしょうか。重ね重ね、負けた
のがものすごくくやしい。

決勝進出者は大半が地元の人ですが、ひとり、群馬大学クイズ研という人がいます。
彼は決勝が始まると、部に伝わるという自作のウルトラハットをかぶりました。
ウルトラクイズを求めて長野までやってくる「その筋」の人は私だけではなかったん
ですね(敗者の中にも、その筋は何人かいるようです)。ボタンの押し方も、
いわゆる長戸押しのようなフォロースルーをつけています。ルールは10ポイント
先取。10ポイントなんて、どんなに時間がかかると思ってるんだ。やっぱり企画は
素人か? ダブルチャンスならぬ、1つの問題で正解が出るまで全員が1回はボタン
を押すことができます。ただし不正解者は全員、1回休みになります。司会者が
いろいろヒントを出していったりして、また難しい問題は三択になっていて、結局
スルーになる問題は1問もありませんでした。

決勝は22問で終了しました。こんなに早く終わるとは思いませんでした。○×を
含めたクイズ全体で1時間20分ほどで、ちょうどいい。進行のテンポも驚くほど
よく、この企画を担当した代理店?は大したものです。優勝したのは普通の人
でした。地元の長野県のことをよく知っていました。群馬大学クイズ研は6ポイント
で2位。ここでまた驚かされたのが、3位まで全員に10万円(と副賞)が与えられ
るということです。私のくやしさは最高潮に達しました。4位から6位は5万円(と
副賞)です。こんな気前のいいクイズ企画は前代未聞です。彼らは舞台の裏で領収書
を書いていました。

信州ふるさと自慢大集合自体は毎年やっているそうですから、来年もこの企画はある
かもしれません。東京からわざわざ参加しに行ってもいいレベルのイベントだったと
書いておきましょう。10万円欲しい。

−−−−(ここまで)−−−−

 素人が作る○×クイズは必ず1問目が×で2問目が○とか、「○○で一番なのは○○である」という問題を安易に×にするとか、いろいろ特徴はありますが、このイベントで出された問題は予想外にレベルが高かった。「長野県のタウンページには『おやき』という項目がある」(正解は×)なんていうのは、素人には作れないレベルです。
 今ならこういうクイズをやれば、全国各地から「その筋」の人しか集まらないかもしれません。

|

« 信州ウルトラクイズ(その1) | トップページ | 日本人の質問(その9) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/110748/8731640

この記事へのトラックバック一覧です: 信州ウルトラクイズ(その2):

« 信州ウルトラクイズ(その1) | トップページ | 日本人の質問(その9) »