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2005年12月15日 (木)

12年前の意見

 昔の自分の書き込みを読んでいて、93年の3月(私が@niftyへ入会した直後)の文章が出てきました。いろいろな意見が書いてあります。今思うとおかしいというところもありますが、読んでみてください。

−−−−(ここから当時の引用)−−−−

高志高校の黒川氏と野村氏が、東大に合格したようですね。
これで、高校生クイズの優勝者で東大に合格したのは8人かな。

これを見てもわかるように、高校生クイズは結局進学校が勝ち残ります。
過去の優勝校って、地元ではトップレベルの偏差値のところばかりですよね。
(これまで、県庁所在地以外の学校が一度も優勝していないのにお気づき
でしょうか)

で、この理由としては、
・そもそも問題自体が、学校の勉強がもとになっている。
YES−NOクイズでも、学校で習うことをちゃんと覚えていれば知識で解ける
問題がたくさんあるのに、勉強のできない人は全部勘で答えなければならない。
これでは勝ち目はない。
極端な例では、第4回中部の
「18歳以下お断りというのは、19歳未満はダメということである」
こんなの、小学校で習うぞ。これでNOへ行く人が大勢いるんですから。
・総じてレベルの低い人は、やる気がない。
というか、やる気がないから勉強ができないのだと思います。
昨年関東大会で仕事をして、久本雅美と話していたのは、
「それぞれのチームのできの良し悪しがものすごくはっきりわかるね」
ということでした。
できるチームはこちらの言ったことにどんどん突っ込んでくるのに対して、
できないチームは「私たちバカだからわかんな〜い」という感じで、
どんなヒントを出しても最初から全然考えようとしません。
最近、関東大会の第1問がどんどん簡単になってきて
「こんな調べやすい問題出して大丈夫なんかいな」と思うのですが、
ここまで問題のレベルを下げても落ちる人は落ちるということがわかっているから
スタッフも敢えてこういう問題を出しているわけです。

もう1つ、女性チームが残らない問題ですが、この理由の分析は、
・あの年代の女性の友達関係は、トイレにまで一緒に行くことからもわかる
ように、男性に比べて、特定の相手とベタベタと付き合うのではないか。
そのため、チーム全員が同じ文化の中で育っていて、3人になっても知識の幅が
広がっていないような気がする。
参考までに言いますと、過去の優勝チームは、もともと仲のよかった3人が組んだ
ものではないというケースが多いのです。例えば、
 山形南高校・仙台第二高校
 共に、それまで全く知らなかったが非常に頭がいいと噂になっていた人を
 チームに引き込んだ。
 第一女子高校
 予定していたメンバーの1人が急に出られなくなって、応募直前に代理の
 メンバーを立てた。
 山形東高校
 予選当日、会場に行ってみるまで本当に3人とも来るのかわからないほど
 関係が薄かった。
 東大寺学園
 仲が良いどころか、3人それぞれ仲が悪かったと言ってもいいくらいだが、
 高校生クイズで優勝するためにはこの3人でチームを組むしかないということで
 団結した。
他にも、江戸川や静岡あたりは第1のパターンじゃないかという気がするし、
水戸一なんかは最後のパターンだろうと思います。
・女性チームは走るのが遅い。
あれは本気を出しているのか、それとも「おしとやかにしなければならない」という
教育が染みついているのかわかりませんが、とにかく男性チームに比べて決定的に
動きが遅い。あれではバラマキクイズや体力クイズに勝てるわけがない。
スタッフも、体力クイズでは女性にハンデを与えていますが、
それでも男性に歯が立ちません。

さて、これらの問題を解消するには、
・YES−NOクイズの通過チーム数を減らす。
偏差値の低い学校や女子が落ちるのはペーパークイズ。
YES−NOクイズを偶然勝ち残っても、ここでどうしても知識の差が
出てしまいます。
したがって、ペーパークイズの競争率を減らすことが望ましい。
そもそも、このところなぜ全部の予選が「→8→4→2→1」という落とし方に
なっているのかわかりません(多分スタッフもわかっていなくて、
そうでなくする理由がないから、考えるのが面倒臭くてそうなってるんでしょうが)。
しかし、収録時間や、予選の番組での放送のことを考えると、準決勝進出チーム数を
そう増やすわけにはいかないでしょう。
そこで、YES−NOクイズで残るのを各県6チームぐらいにすることが考えられます。
・問題を難しくする。
体力クイズでは、全員が一斉に走るのを見せるために、問題をかなり簡単にしており、
近年その傾向は強まっています。しかしこれでは体力だけの勝負になってしまうので、
1チームしか答えられないような難しい問題をもっと出せば、体力のないチームにも
チャンスは出てくるでしょう。バラマキでも同様です。
まあ、知力がなければ結局ダメではありますが。

でも、本当にいいと思う方法は、県別代表制をやめて昔の方式にもどすことです。
「各県1チーム」つまりトップに立たないと代表になれないので、
少しでも知力・体力の劣るチームが残ることは極めて難しくなります。
昔の方式だと、強いチームの後からついていって勝ち残ることができたわけです。
一方、偶然が重なって、強いチームが最初の方で全滅してしまうと、
無理矢理代表を決めるために、その県だけ超低レベルの争いとなり、
時間と問題の無駄遣いです(昨年では高知が典型)。
他の県の敗者に失礼だとも言えます。
失礼と言えば、県ごとの競争率の差もあります。
例えば中国ブロックでは、鳥取と広島では数十倍違うことがあります。
で、県別代表制にして全国大会が盛り上がったかといえば疑問です。
短い放送時間では、あっという間にほとんどが失格してしまうので、
代表を増やしても意味があるようには思えません。
しかし、制作側としては、県別代表制をやめられない理由があります。
番組を全部の県で放送されるようにするためです。
秋田や徳島や宮崎のようなクロスネットのところでは、
「ウチの県の代表が出ないのなら番組を買わない」というようなことにも
なりかねませんから。

−−−−(ここまで)−−−−

 久本雅美というのは、12回の関東の事前番組で、私が第1問・第2問の正解を予想したり高校生にヒントを教えたりするという企画です。このころ私は毎年、事前番組に出演してこういうことをやっていたんですね。今となっては信じられません。久本雅美はテレビでのイメージと違って、直接話すと声が変わっているだけでものすごく普通の人でした。あと、結構美人です。テレビ画面を通すとかなり美人度が落ちるということがわかります。つまりテレビを通してあれだけ美人に見えている女優などはいかに美人かということです。
 YES−NOクイズの通過チームを減らすと書いてありますが、今考えると、それだとかえって進学校ばかりになる気がします。
 また、県別代表制をやめるというのは23回になってついに実現しましたが、それは私の考えていたものではなく、クイズで決めるのをやめるというものでした。

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コメント

いつもこのサイトを楽しく拝見しております。
ところで、「女子チームが上位に残れない理由」ですが、早押しのスピードも関係している気がします。ペーパーでは上位だった女子チームも、早押しでは歯が立たなくて負けてしまうケースも結構見るので。早押しにも体力差がハンデになるのでしょうか。

投稿: 埼玉出身のN | 2005年12月23日 (金) 22時30分

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